自衛隊からの転身。「基本に忠実、安全第一」

加藤設備 加藤代表に独立までの経緯や、お仕事への想いについてお伺いしました。
2023/01/31

自衛隊飛行機修理からエアコン工事へ


ーこの業界に携わることになったきっかけを教えてください。

もともとは自衛隊で飛行機の修理に携わっていました。
その後運送業にて8年半ほど勤務していたのですが、知り合いのつてで引っ越し業者のエアコン移設業務のお誘いがあり、始めたのがきっかけです。


ー異業種に飛び込むにあたり、大変に感じた部分はありましたか。

飛行機修理の頃から工事作業は好きだったので、興味をもって働けました。
ただ、最初はやはり大変で、無給でゼロから教えてもらうところからのスタートでしたね。半年ほど経過した頃から、1日1台ペースで工事できるようになりました。
「やれるな」という感触を得られたのは、1年くらい下積み期間を終えた頃です。その頃から、修行と平行して教えていただいている方の仕事を手伝うようになり、経験を重ねていきました。そこから18年間この仕事に携わっています。


早く綺麗に効率的に

ーお客様から評価される点・強みなどはどのようなものだと考えていますか。

「早い・綺麗」と言われます。手際よく仕事を済ませるように心がけていますからね。
あと、「同業他社に見られても恥ずかしくないように」という気持ちは常に持っています。見た目や仕上がりが汚いと思われるような仕事はしないよう心がけながら、効率的に仕事を進めています。


ー仕事をするうえで大切にしていることはありますか。

基本的なことですが、ミスをしないということです。
電気も絡んでいますので、危険は極力避けることを心がけています。現場で「ちょっと無理してもやってよ」という話が出ても、安全第一の観点から断るべき時はしっかり断りますね。

安全第一、やるべきことはしっかりやる


ー技術的の面ではこだわりなどありますか。

基本に忠実に、という意識は持っています。最初は無我夢中にとにかくやっていて、痛い目もたくさん見ました。
経験を積んで余裕が出てくるにつれて、安全第一・やるべきことはしっかりやる、という意識にたどり着きましたね。


ー仕事は何人で行っていますか。

基本的には一人で行っていますが、電気関係は一通りつながっていますし、設備・大工・内装業者とも交流があります。一通りのことに対応できますね。太陽光パネルの設置なども可能です。
一人で動いているので、その日のうちに終わる仕事を受けることが多いですが、時には大きめの仕事を受けることもあります。その時には協力会社の方々と仕事をしています。

一緒に仕事をして損をさせない

ー協力会社の方と仕事をされる際、どのような事を心がけていますか。

人を呼ぶ際はまた来ていただきたいので、しっかりと支払いをするようにしています。
利益が少ない場合、自分の利益を削ってでも相手に利益を渡していますので、一緒に仕事をして損をさせない関係は保てていると思いますね。そうする事で「あいつが呼ぶ仕事なら損はないから行ってやろう」と思っていただけるかなと思っています。結果として、私自身の信頼にも繋がっていきますので。

ー将来へ向けた展望などはありますか。

仕事の更なる効率化を考えています。
例えばエアコンクリーニングですと、現状は一旦部品を持ち帰って作業するといったスタイルをとっています。これを現場で完結できるようにすれば、より効率良く仕事を進めることができますので、技術習得に取り組んでいるところです。


ー休みの日はどのように過ごされていますか。

最近は家でゲームをすることが多いですね。PS5のグランツーリズモにハマっている真っ最中です。
昔は車やバイクも好きだったのですが、今ではゲームで好きな車に乗るだけで充分ですね。事故にもあわないですし。