多方面への気遣いを大切に!細やかで綺麗な仕事を心掛けて
15歳の時、塗装業界へ
ーこの業界に携わるようになったきっかけを教えてください。
15歳の時に地元の先輩に誘われて塗装業界に入りました。
最初の3年は新築マンションメインの会社で働いていましたが、その後、戸建てメインの会社に移り4年間働いていました。
業界に入った1年目から意識
ーどのタイミングで独立を意識したのでしょうか?
小さい頃から社長になりたい!という思いがあったので、独立については業界に入った1年目から意識していましたね。戸建てメインの会社に勤めていた頃、2年目で職長になり一人で回れるようになってから独立を強く意識するようになりました。ただ、急に辞めてしまうのは会社が困るだろうと思っていたので、知り合いを2人紹介をしてから独立しました。
また、独立を考えていたタイミングで子供が生まれ、父親になることが重なったのも独立を決意した大きな理由の一つですね。
ー独立後のお話をお聞かせください。
1年目は1人で応援周りをして、そこで色々なことを教えてもらっていました。
2年目からは2人の従業員と共に、戸建てをメインに請負で仕事をしていました。途中から一緒にやっていた2人が友達を呼んでくれるようになり、11人くらいに人数が増えたので請負先をマンションやアパートに切り替えて今に至ります。
従業員と同じ立場で
ー仕事をする上で心掛けていることを教えてください。
従業員と同じ立場でいつも仕事をして、上下関係のないように気配りをしたりそれぞれの仕事のスタイルを尊重するようにしています。僕も従業員として働いていた時代はありましたから、その時に嫌だな思ったことが従業員にはないように、気持ちよく仕事をしてもらえるようにしています。
お客様の意見を聞きながら
ーお客様との関係はいかがでしょうか?
賃貸物件の大家さんからの依頼も多いのですが、住んでいる方が迷惑に感じないように気を配るようにしていますね。例えば、足場を立てると洗濯物が干せなくて困るというような場合は、ベランダを先に終わらせたり、養生で窓を塞ぐと換気ができなくなるのでどこかの窓は絶対に開けられるようにしたりして、現場の環境作りをしています。
作業効率を考えると良くはないのですが、お客様の意見を聞きながら仕事を進めることを意識しています。
ーお客様からどんなお声がけをいただくことがありますか?
そうですね。間にメーカーさんが入るのですが、やっぱりお客様とお会いする機会も多く、休憩の時にお茶をいただいたり「いつもありがとう」と声をかけてもらえます。
お客様の笑顔
ーやりがいを感じる瞬間はいつですか?
塗る前はすごくボロボロになってしまっている現場も多いのですが、仕事の前後に撮影した写真を見比べた時に、綺麗になったな…とすごくやりがいを感じます。
また、最後にお客様立会いのもと検査をするのですが、その時に笑顔になってもらえると、仕事をした甲斐があるなと思います。
お客様にだけでなく近隣の方にも挨拶
ー現場で大切にしていることはなんでしょうか?
まず、現場では細かく綺麗にやってほしいと伝えています。
また、僕が野球をやっていた経験から挨拶は大事だと思っているので、お客様にだけでなく近隣の方にも挨拶をするように従業員にも心掛けてもらっています。
ー従業員の方々との関係はいかがでしょうか?
いい関係が築けていると思いますね。最初に勤めた会社からの付き合いの人もいれば、独立してから入った従業員もいるのですが、1,2年の付き合いの人とも10年以上一緒にいるような感覚があって、プライベートもよく一緒にいます。
もちろん仕事とプライベートにはメリハリをつけていますが、従業員が僕の家に遊びに来たり、一緒にキャンプに行ったりしています。社長に対して気を遣う会社もあると思うのですが、そういう感じではないですね。
様々な業種に対応できるように
ー技術を向上させるため、そして将来について考えていることはありますか?
将来的には、幅広く様々な業種に対応できるようにしていきたいですね。
今は外壁塗装をしていますが、雨だと仕事が進まず休みになることがあるので、内装のパテやクロスの技術を「給料はいらないから」と言って現場に入って教えてもらっています。そこで自分が習得した技術を従業員に教えて、内装の仕事も少しずつ増やしているところです。
また、売上面はもちろん大事ですが従業員の価値も上げていきたいですし、一緒に仕事をしたいと言ってくれる人がいるので、その人たちの仕事も増やしていきたいと思っています。