硝子業界を変えるほどの想いを持ち、ガラスで世界を明るくします!|津田硝子(株) 津田 慎也 代表
家業を継ぐ人がおらず、苦渋の選択で建設業界にチャレンジ!
−− 建設業界に入ったきっかけはなんでしょうか?
実は元々クラシックカーの仕事を鎌倉でやっており、建設業界で働こうとは思ってなかったです。祖父が創業した家業を継ぐ人がおらず、実家に戻ってきてほしいと言われたのが業界に入るきっかけでした。ただそのタイミングで鎌倉で奥さんとの出会いもあり、実家に戻るのは非常に苦渋の選択でした。
愛知に戻る選択をし、後継ぎで会社をどういう風にしていくか考え出した時に硝子屋への3年の出向が決まりました。その3年間でたくさん先輩から経営や現場の事を両方学べた事がとてもよかったです。
−− 目標とする人は誰ですか?
創業した祖父のことは、大尊敬しています。
昔の写真を整理している時に名古屋城の金シャチホコのところで撮影された祖父の写真があり、とても偉大な人だったんだと感じました。仕事好きである祖父だったのでいつも学ぶことが多いです。
不要な硝子をリサイクルできないかとプロジェクトが立ち上がる!
−− 今まで苦労したことはありますか?
あります。父親との意見の違いや喧嘩はよくありました。
父親は硝子屋一本で義理人情を大事にプレイヤーとして仕事で信頼を勝ち得てきた人でした。
私は”どうやったら社員が幸せに働けるか”、 ”どうやったら業界がよくなるか”という経営目線として一歩引いた視点で動いてきたので意見が食い違いが多々ありました。
当時は事業承継は難しいなあ、とよく思っていました。
現在、様々な方との出会いで勇気をもらい、新しいチャレンジをしています。
ただ家を作る中で仕様変更により当初使うはずの硝子が不要になり、焼却するか埋め立てるか選択肢がない状況で、年間4回ほど硝子を捨てているのが現状です。
硝子を捨てるにも20〜30万円必要で、不要な硝子に課題を感じ、このままではいけないし、何かリサイクルできないかと思い立ち、クラウドファウンディングで廃材プロジェクトをスタートしたり、今後廃材を利用してホテル事業も検討しています。
・クラウドファンディングURL:
https://camp-fire.jp/projects/view/607121
−− 最後にみなさんに伝えたいことはございますか?
廃材硝子といえば、”津田硝子”というぐらいの知名度・有名にしていきたいし、硝子業界をもっと変えていきたいです。
特に名古屋の人は地元愛が強く、名古屋から出たがらないが、外の文化が好きな人は多いです。ただ県外の方は新幹線の通過点でしかなく、そんな愛知の魅力も仕事を通してもっと伝えていきたいのでこれからもどんどんチャレンジしていきます。
またたくさんのつながりを持って、お互いに活かせる関係になれると嬉しく思います。
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