社員と協力業者、みんなで作り上げる「次に繋ぐ仕事」|ピース電機株式会社 石塚年啓代表
制御盤の運送から、配線までを経験
ーこの業界に携わるようになったきっかけはありますか?
私自身、昔は運送会社に勤めていました。
そして次の仕事に迷っていた時、知り合いの社長から、「トラックの運転ができるなら、制御盤を運ばないか?」という旨のお話をいただいたんです。
そこから、配線のアルバイトもやってみないかと言われて、この業界に携わるようになりました。それが30歳の時のことなので、 今からもう22年前の話になりますね。
会社の事情から、突然の独立
ー配線のお仕事は最初から出来ていたのですか?
いえ、最初は全くといっていいほど分からなかったのですが、プラモデルを組み立てる事に似ている気がして、楽しんでやっていたと思います。
最初は運ぶだけの仕事しかしていなかったのが、細かな組み立て作業まで行うようになっていました。
ところが、当時あまり景気が良くなかったこともあり、その会社での仕事がなくなってしまったんですね。
でも、自分でやるなら、そのお客様はそのまま引き継いでいいと言われたので、そこの応援に行く形で、32歳で独立しました。
信用を積み重ねて、新規開拓
ー独立した当時、苦労したことはありますか?
やはり、新規のお客様を見つけることが難しかったですね。元々のお客様からいただけるお仕事を1つずつこなしていき、段々と信用を積み重ねて、新規でのお仕事も頂けるようになりましたね。お客様からの紹介で、少しずつ増えていきました。
ハード設計からソフトまで、一貫してできる強み
ー会社の強みはありますか?
設計から、修正、調整まで、配線に関わることなら一通りできる事ですね。
私自身は配線工事と制御盤までを担当していて、社員はハード設計からソフトも担当しています。
小さいながらも、会社の中でそれぞれ役割を持って電機関係は一式できるのが強みです。
協力業社さんと共に、後の人のことも考えた仕事を
ー仕事をする上で大切にしてることはありますか?
工場に入ったら、きちんと綺麗に仕事をするようにしています。
この仕事は作業が一回で終わることがなく、その後の改造がつきものになります。できる限り綺麗に配線する事で、その次の人が作業しやすくなるようにしています。
基本的にどんな仕事でもそうですが、あとの人のことを考えて仕事をするのが当たり前だと思っています。自分だけではなく、多くの人が関わり合って仕事をしているという事を忘れないようにしています。
ーどんな協力業者さんとお付き合いされているのですか?
今までの経験の中で、信頼できる方とお付き合いをしていますね。当たり前ですが、信頼できない方とは疎遠になってしまいますね。
一番お付き合いが長い方はもう10年以上の関わりになります。もちろん信頼できる協力業者さんとは、それなりに良い条件で契約をして、しっかりお支払いをしていますよ。
ーお仕事以外の趣味はありますか?
ゴルフに行くのが趣味ですね。競技ゴルフにも参加をしていまして、戦略を考えるところは仕事とも通じるところがあります。ゴルフも仕事も奥が深いですね。