イー・セレクトのブログ

イー・セレクト
超高齢化社会に向けて、今の受け入れ体制では不足。
情報に値段が付きにくい時代、せめてインフラ事業だけでも弱者いじめをなくせないだろうか?。




情弱(無知)な方を騙し、それを利用して利益を上げ商売につなげている企業、お店。
皆さん若干感じた事はあると思う。
(社会的期待値も含んでいます)



資本主義の世の中では、資本・原資を稼ぐために、そのような商売をしている方も多い。
ユーザーを騙して売りそれを利益につなげ、さらに物を作って売り、利益につなげ、一端の商売人だと吹聴している。


ただ、これは資本主義では当たり前の考え方である為、各々の視点では正義であり、問題の無い物として特に意識もしていないだろう。
昭和、平成人の、事なかれ主義の基本心理だろう。


いつの時代にも必ず現れ、その時代で一世を風靡する企業、商品もある。
現時点、これらの企業は必要とされているからこそ大きく繁栄している。



私は電気業界に携わらせて頂いてる工事士、イーセレクトは電気工事店だ。
当然、電気業界にもこの波が来ていたが、なぜか声が上がらない。

 
最近企業家の仲間と話す機会があった。
その話中で私が思わず出した言葉。


「ほんの一握りじゃろ、
まともな心を持っとる技術者、職人が奇跡的におるから、
安全が確立され安心が担保されとるんよ」
「それしか考えれんよ」 
※顧客の思う安心、安全の概念は、社会的期待値の範疇だととらえている。



電気工事会社から見た安心、安全の概念はどうだろうか。
各企業で若干の違いはあるだろうが、
根本はどこの工事会社も変わらないはずだ。

電気技術者も工事士も1+1=2と習っている。
その規格も細かく決められている。
学問の上成り立っているものだ。
(量子の解明が進み量子電磁力学等何か変化があれば変わるかもしれないが、普段使いで劇的な変化はおそらく無い)



電気工事士には、刑事罰がある。電気工事士の方はある一定の正義や信念を持たれている事と思う。
スーパーゼネコン等大手と関連を持たれてる電気事業主の皆さんは電気事業法、電気工事士法等は順守しているはず。


でも私と私の周りで実際に起こっている事。


電気事業主として法を順守する事を笑われ、周囲からは軽んじられ、職人が持っている正義をかざすと悪い事のようにあしらわれる。
このような迫害を受けている業者や職人は少なくない。
これはあくまでも、BtoB,BtoCで起こっている事。

 
 まとも=正義に近づけば近づくほど、疎まれる存在になる。
 コンプラを順守すればするほど忌み嫌われる。


当然、需要家(エンドユーザー)の設備環境、立地、コミュニティ、利用しやすいアソシエーションの有無、商流の有無等その時のビジネス形態で大きく変わる。



ちなみに、災害を予見した場合、電気工事士として無益で災害防止に努めることはできるだろうか。

私は一度だけ、会社の責任問題や、家族の顔が浮かび、災害が予見できた現場でも何もできなかった事がある。
(過去ブログでも出した)

災害、人災になりえる事に大小の区別は無いはずなのに、なぜか自分の不利益が先に立って、無益で奉仕することが出来なかった。
本当に情けない。
(今ではあの時の自分を反面教師としてます)



需要家目線で時には不平等だと思える側面も多分にある。
聾者の方、目の不自由な方からの受け入れ準備が完璧といえる企業はどれだけあるだろうか、

電話受付、メール対応だけで、資本主義の理念に倣って取りやすい所から取るという事をしていないだろうか。
私のお客様で、聾者の方もおられるが、その方達から連絡を頂く度受け入れ方法の見直しを図っている。
(弊社ではより為、各職人、手話、英語も取り入れています(勉強中))


身体的ハンディキャップをお持ちの方等にもわかりやすく、利用して頂きやすい環境作りは必要だと思う。



また、こういう事を言うと一部から批判も多いが、
私の考えは、直接災害につながりやすく実刑や罰則もある電気工事業界には特例となる物が必要だと思う。

こう思うに至った経緯。
毎年のように事故が起こっていながらも、抜本的な対策に講じてこなかった。
何処かで当然、議論されているとは思うが、現時点私では探し出せなかった。
各組合などで議論されているようだが、結局は明日の飯を追い求めているだけに感じた。




前はこんな事考えるのも「おこがましい」「適当に正義を振りかざしてるだけ」と思ってた。
でも、
実際に被害を受けた需要家さんを目にしてその対応をしてきて考えが変わった。

自分たちだけでも変わろうと思った。
(弊社ではSDG'sで掲げる目標に素直に向き合い、弊社の活動につなげていく事を精力的に行っています)


超高齢化社会、情弱の方にも平等に安全、安心に電気をお使い頂きたい。
私たちは自分を大きくは見せません、電気工事店としての役割を本質的に捉えて、考え、実践してまいります。



電気は一つの誤りで災害に直結する。
見積に入ってない場合でも、災害を予見すれば直ちに是正するか、再見積もりまで停止すべきだと思います。

「安く上げないといけないから」等の安易な考えで作業してしまう事はご自身の電気技術者としての名誉と信頼を傷つけ、
ご自身だけでなく、被災者が出てしまう事も考えられます。




最後に



・送配電設備に従事する者として、需要家の安全、安心を一番に考えているだろうか。

・災害防止に努めているだろうか。

・電気技術者、電気工事士として高い志をもって作業に従事出来ているだろうか。

・資本主義の圧力に屈して正義を曲げていないだろうか。

・上位会社、下位会社へ理不尽な契約をしていないだろうか。
(電気工事会社として本領が発揮できる契約、私は元来企業間の契約は紳士協定であるべきとの考えを持っています)

・技術、知識力に見合った報酬を受け取っているだろうか。






ここまでお読み頂き
ありがとうございました。
イーセレクト でした。
<(_ _)>


参考
『正しさをゴリ押しする人』:榎本博明
ブログ一覧に戻る イー・セレクト のページはこちら