止水工事の専門性とお客様への対応力で信頼を重ねる | 有限会社ベイプラン 木下啓弥代表
止水工事の専門会社
−−事業内容を教えていただけますか?
先代のときから止水工事専門で24年間事業をおこなっています。雨水や地下水が漏水している箇所を、修繕する仕事で、マンションやビルなど、コンクリートの建物であれば対応可能です。
止水に特化すると、技術の強みが出てくると思うんです。他社さんと比べたときに勝てる要素を持っておかないと埋もれてしまうので、専門性を持って技術を高めていこうとしています。
−−御社ならではの工法はありますか?
うちの特徴としては、漏水している出口から施工ができるんです。最近多いのは、エレベーターピットや地下ピットからの問い合わせですね。水が出ている部分から施工できると、足場を建てられないような場所や、部屋のなかなどからも施工することができます。
工法や材料もオリジナルで、先日商標登録していただきました。漏水で困っていらっしゃる方に、止水工事で止水できるのを知っていただきたいと思っています。
専門的な技術の高さ+顧客・従業員満足
−−オリジナルの工法や材料について教えてください。
「プルシエ止水工法」といって、原因となっている部分に小さい点と点で穴をあけて、材料を注入する方法です。すると材料が点と点を結んで線となって拡がっていき、水の通る道を閉じていく仕組みになっています。
開ける穴が小さいのが特徴で、工事した跡が目立たないんです。施工後の状態もきれいなのが特徴ですね。ダイレクトに材料を注入するやり方を取り入れている企業様は意外と少なくて。独自性があるかと思います。
あとは材料ですね。「BP-KT」というものを使っているのですが、微細クラック用弾性樹脂止水材といって、水溶性の材料なんです。カチカチに固まるわけではなく、弾力がある状態で固まります。BP-KTを使うメリットは、直した後に地震が起こっても再発しづらいこと。粘着性にも優れているので地震が起きてもはがれる心配が少ないんです。
また、0.2mmのクラックから注入ができるので、微細なクラックでも対応できるんです。
−−対応する際、意識していることはありますか?
技術はもちろんですが、お客様対応も非常に気を配っています。お客様に分かりやすく説明するとか、施工後のアフターサービスは半年間つけるとかですね。
私だけではなく、従業員全員が意識しています。「止水工事を通して、お客様に安心感を提供したい」気持ちは、ずっと変わらない思いです。
専門的な技術があり、お客様対応時の立ち居振る舞いもきっちりできるのは、うちの強みではないでしょうか。
−−社員教育にも力を入れているのですね。
怒って伸ばすのではなく、しっかり気づきを与えて成長を促したいとは思っています。先代も怒って伸ばすタイプでなかったので、一緒に考えて、一緒に気づきながら覚えていける方がいいなと思ったんです。
心地よく働いてもらうには、働きやすい環境が大事ですよね。体に無理をさせないスケジュールを組んだり、風通しよく何でも言えるような職場環境を作ったりと工夫しています。
−−お客様満足だけではなく、従業員満足も心がけているのですね。
建設業界で多い週6日勤務が、当たり前にならないようにしています。週休2日を守り、できなかった週は代休を取ってもらうなど対応しています。できる限り残業もさせないようにするなど、休みはしっかり取ってもらいたくて。
長く勤めてもらうために、大事なポイントだと思います。
止水工事自体の広報活動に尽力
−−木下様ご自身は、止水工事に携われて何年目ですか?
ぼくは5年目です。先代が義理の父でして、誘われたのをきっかけに転職しました。社長になってからは2年目に入ったところです。
異業種からの転職だったので、はじめは苦労しました。知識はないし、現場ではどう動いていいのかわからないし。とにかく現場に出て、現場を見て、自分でやって覚えての繰り返しでしたね。おかげで今は専門的な知識を持ったうえで、経営者として営業活動ができています。
−−現在力を入れていることは何ですか?
今は会社の広報というより、止水工事自体の広報活動をしているんです。
そもそも「止水工事」を知らない方が、業界内でも多くいらっしゃいます。知っていただきさえすれば、いざとなったら役立てる場面が多いので。
デジタルを活用しながらの営業に力を入れているんです。ホームページの更新頻度を上げて、ホームページを見れば現場のようすがわかるようにもしています。
−−最後にメッセージをお願いします。
漏水の補修方法として、弊社がやっている「プルシエ止水工法」というものがあります。なかなか一般的な業種ではなく知られていないのですが、漏水補修のひとつの方法として知っていただけたら嬉しいです。
さいごに
止水工事の専門性を強みにする、有限会社ベイプランの木下啓弥代表。有限会社ベイプランにご興味がございましたら、下記ページからご連絡をよろしくお願いいたします。