従業員全員が資格取得!文武両道の人材を育てるみやび塗装の強み

株式会社雅みやび塗装の片岸代表に会社設立までの経緯や強みについてお伺いしました。
2023/02/03

自分で商売をしたい

ーこの業界に携わることになったきっかけを教えてください。

父の知人がペンキ屋を営んでおり、そこで高校2年のころからアルバイトを始め、大学2年生まで丸4年勤めました。そのころから自分で商売をしたいという気持ちが強く、大学でも経営学科に進みました。そして大学在学中、アルバイト先での仕事に励むうちにペンキ屋になる決心を固めて大学を自主退学しました。働いていたペンキ屋にそのまま就職した形です。


アルバイト時代から一人でも現場を任されるほど仕事に打ち込んでおり、周囲からも一人前の職人として扱っていただいていました。独立したのは27歳の時ですが、最初は両親やご近所、知人のつてでしか仕事がなく、アルバイトも並行しながらのスタートでしたね。酒屋さんでビールの配達などををやっていましたよ。


従業員が1人入ったころから、順調に仕事が増えていきました。大きい会社との付き合いもできるようになり、塗装工事一式の外注や下請けの仕事もするようになっていましたね。


その後は従業員も10人以上に増えて順調だったのですが、その頃感じていたのは孫請けや、ひ孫請けで請け負う仕事への疲弊感でした。このまま続けていても自転車操業が続いていくだけだと感じ、正式に株式会社を設立しました。役所からの仕事も受けられるよう、必要な資格なども取得し仕事の規模を拡大していったんです。


現在では大きい会社の請負工事や、役所からの仕事を請け負ったりしています。
住宅関係の仕事に入るには様々な資格が必要になるのですが、それをクリアできるよう従業員全員に職長免許や作業主任者の資格を取得してもらっています。これは弊社のPRポイントですね。


他にも、役所の工事を行っていることでメーカー推奨となっています。国土交通省指定の手順も熟知しています。この知識を民間の仕事に応用して、提案の幅を広く持っていますね。石綿やアスベストなどに関する資格取得者もいますので、100万円以上の改修工事にも対応できる体制が整っています。国土交通省への登録も全員済んでいますよ。

「人を思いやる」

ー仕事で大切にされていることや、若い方に伝えたい事などはありますか。

人を思いやる、ということが大事だと従業員に伝えています。
たとえば接待をするという時に、大事なのは相手が喜ぶことを行うことです。それには、相手が何を喜ぶか、何を求めているかを考察することが大切です。そういったことも思いやりの一環ですよね。

これらはあらゆる場面で大事になります。仕事の内容を説明するとき、お客様とのやりとりなども全て、しっかりと相手に伝えるには相手の目を見て話す必要がありますよね。これも思いやりです。今は腕一本で食っていくという時代ではないので、口でも雄弁に語れる、いわば文武両道の人材になれるよう指導しています。

協力会社の方々を引っ張っていけるような会社

ー今後への展望などありますか。

沢山いる協力会社の方々を引っ張っていけるような会社でありたいという思いはあります。
下請けの会社さんもそれなりに抱えており外構工事などあらゆる工事も行なっていますが、その中でも塗装工事は改修工事の主体になってきていて、最後にきれいに仕上げるのは塗装工事という意識を常に持っています。
塗装屋というものをメインとして捉えながら最後の頂点に立てるような塗装業者になりたいですね。

自分が損をしても下請けには損をさせない

ー協力会社の方々とどのようなコミュニケーションをとっていますか。

対等な仲間だととらえています。あと、自分が損をしても下請けには損をさせないという事を徹底していますね。自分で受けた仕事なので、下に入ってくれる人たちに一切迷惑をかけないようにしています。だから次もついてきてくれるのだと思っています。

ー従業員の方々とプライベートな付き合いなどはありますか。

事務所の駐車場でバーベキューをよくやります。社員旅行もときどき行きますよ。