信頼を大切にする姿勢が強み。解体工事を通じて自然環境に貢献。
環境のために、廃棄物の処分や分別を学ぶ
ー業界に携わることになったきっかけをお伺いしてもよろしいでしょうか。
足場の職人として、8年間ほど会社員として働いていました。
もともと自然が好きで、アウトドアや山登りに行く中で、どうせ携われるなら「環境に携わる仕事をしたい」と思うようになりました。
そこから、廃棄物の処分とか分別とかの重要性を考え出しました。
知人の解体屋から話を聞きながら、必要な資格を取得したり、ノウハウの習得をすすめていきました。
ー2019年に独立されてから、最初に苦労した点はどのようなものがありましたか。
最初は全く手探り状態だったで、ゴミの分別方法など基本的な部分から知識が無かった点が大変でしたね。他にも重機の扱いなど危険な業務を行う際の緊張感も相当なものでした。
すべての方々との信頼関係を構築
ー仕事に取り組むうえで、大切になさっていることはありますか。
お客様を含めて、関わるすべての方々との信頼関係の構築を第一に考えています。
取引先・現場で一緒に作業するスタッフ・現場周辺の住民の方々など、仕事に関わる全ての人々が円滑に工事に関われるようにするためには信頼・信用が最も大切ですね。
根が慎重派ということもあり、元請さんと話し合って、近隣のクレーム対策、挨拶回りなどもきっちりやりますよ。
こういう仕事なので、近隣からのクレームがゼロになることはないですが、事前にご挨拶などの準備をしておくことで、話すとわかってくれたり、逆に仲良くなることもあります。
幅広いキャリアの社員が働ける環境
ー信頼を大切にする姿勢は御社の強みといえますね。現在、社員はどのようなキャリアの方がいらっしゃいますか。
長い方で15年ほど解体業に携わっている方がいます。他には20代の若手が3名いるのと、女性も1名おり、幅広いキャリアの社員が働ける環境なのかなと思っています。
若手は経験が少ない部分はありますが、伸びしろがありますので、足りない部分はカバーしながら業務を進めています。
ー協力会社の方々とは長い付き合いなのでしょうか。
協力会社の中には自分よりずっとキャリアの長い方もいらっしゃり、アドバイスをいただきながら業務を行うこともあります。お互いに信頼できる関係を築けていますね。
将来的には農地活用の一助に
ー将来の展望をお聞かせ願えますか。
もともと、自然や環境に興味を持つ中で、農業にも興味がありました。
法人化を目指すにあたり、本業でも重機などを購入予定ですが、農業に関わる部分でも活用できないかと考えています。農地としての機能は充分なのに、その担い手がいない土地がたくさんあると聞きます。そういった農地の活用を手伝うことで、自然環境の一助になればと思っています。