信頼関係は、看護師の経験とエコ洗剤の使用で培う|ユースフル川上泰明代表
全ての人が気持ちのよいハウスクリーニングを
−−事業内容を教えていただけますか?
ハウスクリーニングがメインです。エアコンや浴室、換気扇の清掃が多く、商業施設では床清掃までおこなうこともあります。ご相談いただければ、新築美装やリフォーム関係も対応しています。
コロナ禍になる前は、人がいない時間での清掃が多かったのですが、最近は在宅の方からの依頼が増えました。
−−時代に合わせて対応されているのですね。
時代もそうだし、季節によっても仕事量が変わります。例えば今は梅雨前なので、カビが生えやすい浴室清掃の依頼が多いです。
広島県と山口県なら全域対象としているので、自分が行ける範囲で仕事をしています。
−−「ユースフル」という社名の由来は何ですか?
言葉のままで、「人の役に立つ」という意味です。
お客様には「フルで使ってください」という意味も込めています。
コンセプトも「全ての人に気持ちよく」としているので、通ずる部分はあるかと思います。“便利屋”とまではいわないですが、私がお客様のところに行って解決できることは解決したいです。
使う人のことを思って信頼関係を築く
−−ユースフルを設立したきっかけを教えてください。
私、もともと看護師なんです。訪問介護をしているときに「次は清掃業をやってみたい」と思うようになりました。
訪問先ではいろいろな要因で清掃に手が回らないご家庭も多く、「気持ちよくない環境で暮らしてほしくないな」と思っていまして。個人的に次の仕事を考えていたタイミングでもあったので、であれば清掃業に挑戦しよう!となりました。
設立当初よりもお客様と顔を合わせる機会は増えましたが、訪問看護をしていたおかげで抵抗はなかったです。清掃以外での相談を受けることもあり、むしろ看護師の経験が活きていると感じます。私ならではのやりがいを見つけました。
−−仕事をされるうえでのこだわりはありますか?
毒素が入っていない、エコ洗剤を使うことです。「汚れが落ちさえすればいい」という考え方、私は好きではないんですよね。
お客さんにも私にも、メリットないじゃないですか。清掃した後にお客様の肌が荒れたり、次亜塩素酸の匂いで頭が痛くなったりしてほしくないですし。
活動拠点である広島で、たまたまエコ洗剤を作っている会社さんを見つけたんです。実際に行って、いろいろ教えてもらいました。仕事まで紹介してくださり、今でも本当にお世話になっています。
−−エコ洗剤の使用で、お客さんからの信頼を得られそうですね。
私も自信をもって対応できますしね。
他にも、お客様からの期待に応えるために外注さんや協力業者さんを雇っていないんです。
お客様は私を選んで仕事を頼んでくださっているのに、私の目の届かないところで仕事が進むのは違うと思うんですよ。
もちろん、腕のいい職人さんたちはたくさんいますが、お客さんとの関わりは私しかできないですからね。「自社施工」というのは強みかもしれません。
−−川上様のお話から、仕事への信念を感じます。
看護師としての経歴やエコ洗剤の使用など、私ならではのやり方ですよね。だから他社さんと比べることもないんです。
あとは個人事業主なので、小回りは利くと思います。お客様にとってもメリットが大きいんじゃないかと思っています。
例えば先日、エアコンのクリーニングに行ったんですが、清掃しなくていいくらいキレイで。「じゃあキャンセルしてもらえる?」と言われたものの、キャンセル料が発生するからお客様にとっては不利益だよなあ……と。考えた末、「キレイなので、清掃はするけど価格を下げていいですか?」と提案をしました。大きい組織では、急な事案に柔軟に対応するのは難しいんじゃないかと思います。
清掃した後のことを考えた仕事を
−−川上さんは、いつから清掃業をされていますか?
1年と少し前ですね。
本当にゼロからのスタートだったものの、エコ洗剤を作る会社さんや仕事を紹介してくれた方のおかげで、ここまでやってこれました。
−−仕事をするうえで大切にされていることはありますか?
キレイにするのは当たり前なので、「モノを傷めないようにするにはどうすればいいか」や、「長持ちさせるにはどうすればいいか」など常に考えています。
例えば、商業施設の床が黒くなっているのを見たことはないですか?あれ、多くの場合はワックスを塗りすぎて黒ずんでいる跡なんです。大抵は「しょうがないよね」とスルーされるんですが、私がやる以上はプロが見てもキレイと思ってもらえるよう作業をしています。
さいごに
お客様がモノを長く使えるように清掃をする、ユースフルの川上泰明代表。ユースフルご興味がございましたら、下記ページからご連絡をよろしくお願いいたします。