状況を適切に理解し、ベストな補修方法をご提案していく | 株式会社ウェイアウト 坂口一馬代表

今回は兵庫県尼崎市を拠点に建物全般の内装、外装の補修工事をおこなう、株式会社ウェイアウトの坂口一馬代表に会社の強みやお仕事をするうえでのこだわりを伺いました。
2021/06/21

さまざまなケースの補修工事に対応


−−御社の事業内容を教えてください。

フローリングや扉といった木関係の補修や、アルミサッシ、玄関ドアといった金属関係の補修、タイルなどの石材関係の補修などおこなっています。また、補修工事とは言っても、施工時にできてしまった傷の補修、いわゆるクレーム対応のリペアと、リフォーム屋さんが有償で請け負うリペアの対応と2種類があります。仕事の依頼を頂く際、セグメントを分けず発注頂くくことが多いんですが中身は全く違っていて、どちらも柔軟に対応させて頂いているのが弊社の売りかと思います。前者のクレーム対応のリペアであればお客様のケアも含めて丁寧な対応をさせて頂きますし、


後者のリフォーム的なリペアであれば、期間と費用を明確にすることで、完成形をイメージしてもらうと共に、期待値も調整しています。

どちらもお客様がなかなか整理しにくい部分を、弊社で整理し、場面に適した職人を現場に送る形なので安心して任せていただけるかなと思います。


−−坂口様も現場に出ることはありますか?

そうですね。作業というよりは、問題点の拾い出しと解決方法の算出といった対話の部分を対応しています。


−−どういったところとお取引をしていますか?

元請さんとしては、建材メーカーさん、工務店さん、リフォーム会社さん、専門工事業者さんが多いです。


あとは、大工さんや一般の方からも電話がかかってきて、本当にいろいろなケースがあるので、週に5、6件くらいは新規が来ています。


対応可能エリアとしては関西がメインです。まとまった仕事があれば、出張で関東にも行っています。

リペアの枠を超えたベストなご提案をしていきたい


−−ご経歴を教えてください。

大学を出て、事務器の営業をしており、納品先がリペア屋さんでした。コピー機を買ってもらった際、リペア屋さんから「うちで営業しないか」って誘っていただいたことが建設業界に入ったきっかけです。


誘っていただいたリペア会社に営業で入社しましたが、傷の多さから終わりそうにない現場ばかりだったので、ヘルプで自分も現場に出ていました。18年くらい前はリペア会社が少なく、認知も低かったので重宝していただき、マンションの仕事に関わると引く手あまたで、次々と仕事が追加されたことを思い出します。

その後、訳あって前職からの突然の解雇がきっかけで独立に至りました。

私の退職を聞きつけて、好意にしてくださったお客様方から心配の電話をもらい、急遽仕事をいただき個人事業としてスタートしました


−−会社を設立されたきっかけを教えてください。

いきなりの独立でしたが、解雇を聞きつけたお客様が、心配して電話してきてくださって、さのまま仕事を頂き、自営業が始まりました。屋号を考えるより先に仕事があって、知り合いや仲の良い人が協力してくれてここまでやってこれているので、紹介や同業の仲間からも助けてもらい、ここまでやってこれました。


−−社名の由来を教えてください。

イギリス英語で「出口」を意味することから名付けました。困りごとへのベストな解決方法をご提案していきたいという想いを込めました。


−−設立当初から変化した部分はありますか?

創業時からお客さんのために、という想いはぶらさずやっています。初めは、お客さんから「こうしてほしい」と頼まれたことに対して自分が何とか対応していただけでした。何年か経験して、ご依頼を受けることが当たり前になっていきました。


現在は長期的、本質的な問題も視野に入れてより良く直すための提案をしています。


「そういったところまでは、うちはやっていないんで」と言う業者さんも多いのですが、「こういう方法があって、こんなメリットとデメリットがあります」というご提案も僕は大事だと思うんです。


一番いい方法を提案することが大切だと思うので、僕らもスキルを高めていってリペアじゃない仕事も幅広くやっていこうとしています。会社はリペア屋さんだけど、それ以外の仕事も育んでいっている段階です。

問題を解決していくことで喜んでもらえる仕事


−−どういった職人さんを求められていますか?

高いスキルとコミュニケーション能力がある人が一番いいですが、難しいところで、どちらも合わせもっている人は希少です。


でも、技術の工夫どころって後から育まれるわけでもなくて、もともとの素養が大きいんですよ。「もうちょっとこういうふうにやったら、上手いこといくな」って短期的に考えられるようになる人はそもそも素養のある人かと思います。


技術的成長が早い人と言語的なコントロールができる人は全く別になってきます。今、どんな人を採用しているかというと若い女の子ですね。高校卒業した女の子を現場社員として雇っています。


現場社員の女の子の採用を始めたのは今年で2年目で、19歳の子と、この4月に入った子が1人います。


また、この業界は一人親方が多いので、そういった人たちをパートナーとして協力いただいています。特に専門性の高い技術が求められる案件は、その専門を得意分野とする一人親方の方たちにお願いすることが多いです。


−−協力会社さんと関わるうえで、「どこまで考えるか?」を大切にされているそうですね?


上っ面だけ直すのは、結構簡単なんですよね。「それで直しました」って言う人が多いですが、後でこういうふうになりそうだとか、より強度を保たせるためにこうしようとかっていう工夫を、めちゃくちゃする人も中にはいるので、これを直すのにどれだけ深く考えるかという部分を僕は大切にしています。


−−最後に御社の魅力を教えてください。

「もっとこうした方がいいですよ」というご提案は高いレベルでできると思います。


あとは、ほぼ道具と腕だけで傷んだものを直していく事でお客様に喜んでもらえるので、担い手となる職人や仲介者も満足、充足感は得られやすい仕事です。

これまで、何度も自分を含め社員や職人のお褒めの言葉を頂いたことが一番のモチベーションに繋がっています。

さいごに

お客様のことを考えた最善の補修方法をご提案していきたい、という坂口一馬代表の想いが伝わってくるお話でした。株式会社ウェイアウトにご興味がございましたら、下記ページからご連絡をよろしくお願いいたします。


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