海外での経験も。コミュニケーション力を活かした現場づくり|Direto 簑原 拓海代表
ブラジルからの帰国後、電気通信工事業との出会いでこの世界へ
―どのようなきっかけで、この業界に携わることになったのですか?
実は、この仕事を始める前、ブラジルでサッカーをしていました。怪我の影響もあり、サッカーの契約が終了したので、帰国しました。
日本に戻ってきた際に、たまたま電気通信工事・電気工事の仕事と出会いました。そこで正社員として働いたことが、この業界に携わったきっかけです。
当時はずっとサッカーをしていたため社会人としての経験がなく、徐々に仕事を覚えていきました。
―それからどのような経緯で独立されたのでしょうか?
日本に帰ってきて入社した会社で、約9年半勤めました。多くの経験を積み、工事も自分で行うようになりました。
そこで立ち上げから携わってきた取引先から評価していただき、独立する運びとなりましたね。
信頼できる出会いで、トラブルなく対応
―独立して大変だったことはありますか?
独立すると会社からのバックアップがないので、自分で全てやらないといけないことに苦労しました。
経理関連が今でも少し大変だなと感じます。
もちろん大変なこともありますが、新しい下請け業者さんも信頼できるところが見つかり、トラブルはほぼなく仕事を進めていっています。
現場でのコミュニケーションは必須
―仕事を一緒にするうえで、どのようなことを心がけていますか?
現場に出た時に、「ちゃんと話をする」ということを心がけています。
下請け業者さんともまめに話をして、コミュニケーションを大切にしています。
以前全く知らない工事士さんとご一緒することがあったのですが、仲良くなって仕事を新たに依頼していただいたこともあります。
最初はあまり意識していなかったのですが、現場でのコミュニケーションは仕事に繋がりましたね。
ブラジルでのサッカー経験で、コミュニケーション力に磨き
―話は変わりますが、ブラジルでのサッカー経験は仕事に活きていますか?
たしかに活きているかもしれません。異国で外国人とともに活動する中で、コミュニケーション力が磨かれました。日本人同士でコミュニケーションをとって仕事を進めることは、ブラジルでの活動よりもはるかにやりやすいですね。(笑)
日本人は、しっかりとコミュニケーションを取ってくれる方も多いので助かっています。
―お忙しいと思いますが、お休みには何をされていますか?
サッカーをするために海外にいたことがあり、ポルトガル語、スペイン語はすでに話せますが、通信工事で外資系の現場に入っていた際に、「自分が英語を話せれば、あいだに入っている方も楽になるのではないか」と思い、勉強を始めました。
英語の勉強以外だと、サッカーは今でも続けていますね。
子どもたちに教えていたときもありましたが、まだまだ自分でプレーする方が楽しくて、試合にも出ていますよ。