まずは腕前を見てほしい！誇りと責任をもち圧倒的技術をご提供

15歳からこの業界へ

ーこの業界に携わることになったきっかけと、独立までの経緯を教えてください。

15歳から、大手企業の現場で働いていましたが、なかなか賃金が上がらないことに不安を感じ、一度運送業を経験しました。

その頃、大手企業の現場でお世話になった社長さんにお会いする機会があり、「及川さんみたいな職人がいないと業界が終わってしまう。明日までに3人集めてうちに来なさい」と言われました。仕事で怒られたことはなかったのですが、初めて怒られましたね。

その時はじめて、自分の価値について考えました。そしてすぐに運送業を辞め、その社長のもとで個人事業主として働くことになりました。最初は3人だったスタッフも、最終的には10人まで増え、皆で社長のもとでお世話になっていましたよ。そしてそのまま軌道に乗り、平成23年に法人化に至りました。

清掃工場の中での仕事が主な業務だったのですが、コンベアなどの機械や燃焼装置の解体・据付、鍛冶屋業、足場組みなど一通りのことはできるようになっていきました。

職人として誇りを持てるような仕事を

ー貴社の強みを教えてください。

古い考え方かもしれませんが、「損得だけで仕事をしていない」ということが強みです。「ちゃんと仕事を収めてなんぼ」という考え方で仕事をしているため、中途半端な仕事でお金をいただくなどはいたしません。

言われたことだけをやるということではなく、職人として誇りを持てるような仕事をしてきたつもりです。
そういった経験から、様々な会社さんとの信頼関係を築いてきましたよ。

「まずは腕前を見て判断して欲しい」

ーお仕事をするうえで大切にしていることを教えてください。

「まずは腕前を見て判断して欲しい」と思っているため、最初の金額に対してこだわりはありません。
初対面の時には「及川って誰だ？」というところからのスタートになりますが、仕事を見ていただき、評価していただければいいと考えています。

会社を設立したばかり頃は、とにかく仕事をどう終わらせるか、ということを「皆で」考えながら仕事をしていました。やればやるほど褒めていただくことも増え、仕事も増えていきましたね。職人冥利に尽きます。

また、掃除一つにしても「皆で」やるようにしています。
「一人も遊ばず、皆で片付けをする」という、基本的な部分を大切に日々仕事に励んでいますよ。

考え方や理念を理解してくれている方々と

ー一緒に働かれている従業員の方々について教えてください。

私の考え方に共感してくださっている方々が在籍しています。1人は20年の付き合いになるベテランの方、もう一人は10年の付き合いの方で、この二人に現場をお任せしています。

考え方や理念を理解してくださっているため、うまく仕事を回せていますよ。
仕事への想いや、大切にしていることがしっかり伝わっていると感じています。

受注を増やしていくために

ー今後の展望について教えてください。

受注を増やしていくことを念頭に動いています。そのために、職人の採用を積極的に行っているところです。
現状の古い体質を一新していきたいという気持ちもあり、これまで長いことついてきてくれた社員たちに、恩返しをしていければと思っていますね。

ーお休みの日はどんなことをして過ごしていますか？

頭が完全にOFFになることはないですね。ただ、息子が毎日ニコニコしており、その笑顔を見ると癒やされます。休日に一緒に過ごすことで、嘘のない笑顔に癒やされていますよ。

息子の笑顔を見ることで、「真っ当にやっていく」と決めて個人事業から仕事を立ち上げた、その原点に立ち返ることができています。