チームワークを活かして!上棟作業・荷揚げ・造作大工まで一括でご対応
「日本の建設業界を変えたい」という想いから、独立へ
ーどのようなきっかけでこの業界に携わりましたか?
建設事業は若い頃にアルバイトで行なっており、当時はただただ仕事が楽しかったですね。
2011年の東日本大震災があった当日に、特別産業廃棄物の仕事でたまたま福島にいて被災しました。なかなか東京に帰って来ることもできず、原発事故もあり「被災者の方々は住むところをどうするのだろう?」という気持ちが残りました。
そして、復興が進まない現状や、ずっと仮設住宅に住んでいる方々の姿を見てきましたが、当時は「自分がここでどうにかしよう」という勇気もありませんでした。このようなきっかけがあり、もともと携わっていた建設業界に戻ってきました。
大きな規模の会社で「関東で1番の成績を収めれば、復興事業を行なってもいい」という方針があったため、一生懸命働きました。努力して300人中のトップ15人に入る腕前に成長しましたが、復興事業などに携わる機会はありませんでした。
その後、改めて機会を求め、他の会社に転職しました。
腕を上げて自信も育まれていきましたが、同時に日本の建設業界自体にも難しさを感じるようになりました。
日本の大工さんは世界に誇れる技術があるのに、給料はあまり高くありません。
加えて、高齢になっても働いている方々が多いですし、怪我をしたら働けなくなり稼げなくなってしまいます。
そのような現場を見てきたことから、「日本の建設業界を変えたい」と思うようになり、10年ほど経験を積んだ後に独立しました。お客様も0の状態からのスタートで大変でしたが、飛び込み営業も行ない、仕事が少しずつ増えていきました。
そして、わかりやすい給与システムの整備やスキルのある職人さんにお給料をしっかり払える仕組み作り、女性も働きやすく活躍できる環境を整えました。これからも職人さんが活躍できる職場を作ると共に、復興支援などの社会貢献活動を行なっていきたいと考えています。
現場監督の方の負担を軽減するために
ー株式会社中村屋様の強みを教えてください。
住宅メーカーの現場監督の方の大変さを知っていることが、私たちの強みです。
以前から「現場監督の方の負担を軽減してあげたい」という想いがあり、その想いを軸として事業を展開してきました。そのことから、上棟作業や荷揚げ、造作大工までを一括で対応しています。一貫して対応することで、現場監督の方の負担を減らすことができます。
今後は、警備もできるようにしていきたいと考えていますよ。
助け合いの精神を大切に
ーお仕事を進めるうえでどのようなことを大切にしていますか?
「One for all , All for one」の精神を大切に、チームで仕事をしています。みんなで助け合うことが重要だと考えていますね。助け合いを大切にすることで、自分が困った時もフォローしていただくことができます。
また、若いメンバーの方々が、それぞれの力を120%出せるような環境を作っています。
しっかりと教えることで、皆さんの腕は上がっていきます。
他にも、少ない人数の中でも自分のことだけになってしまうのではなく、周囲のことを考えて対応するように心がけています。「少ない人数でどう仕事をするか?」ということを、慣習に囚われずに自分たちで考えることを大切にしていますね。
99%であるお金を得ながら、1%の愛のために頑張る
ー従業員の方や協力業者さんと一緒に働くうえで、どのようなことを大切にしていますか?
従業員の方を採用する際には、会社の考え方など全ての説明を伝えるようにしています。
事前にしっかりと伝えることで、ミスマッチを防げるようにしていますね。
仕事はお金がないとできないため、99%がお金であることは理解しています。そして、残りの1%は「愛」であると考えています。友達であり、親であり、仲間であり、それらの「愛」が心の幸せです。
99%であるお金を得ながら、1の愛のために頑張ることができます。人それぞれの価値観なので伝わらないこともありますが、全員に伝わればと思いながらブレずに接していますよ。
協力業者さんに関しては、真面目に仕事をする方と一緒に働きたいと思っています。
共に成長してくださる「仲間」でありたいと考えていますね。
従業員の方とのコミュニケーションの時間を
ーお仕事以外の時間の過ごし方を教えてください。
月末にはミーティングを行ない、その後は皆で居酒屋で食事をするようにしています。
皆さんの頑張りを評価するため、MVPも設けています。
「報告・連絡・相談ができてる」「応援にいっている」など様々な項目があります。
その他には、BBQも開催しています。今後は、社員旅行も企画していきたいと考えていますよ。