復興を機に地元貢献を。絶対に「恩を仇で返すことはしない」テイ・エーライナーの信念
これまでの経験を地元の復興に活かしたい
ーこの業界に携わるきっかけはどのようなものでしたか?
もともと運送関係の会社を経営していました。運送だけでなくビルメンテサービス事業も行い、20年以上その会社を経営していましたが、震災がきっかけで5.6年前くらいに土木関連の工事業に切り替えた形です。
ー土木関連事業に切り替えたのは、復興に貢献したいといった動機なのでしょうか。
もともと運送業で重機などを運んでいたので、震災からの復興工事に携わるようになりました。
これまでのスキルと経験を、地元の復興に活かせればという思いもありました。
自分の工事を止めてでも付き合いを大事に
ーお仕事されるにあたって、どのような部分をお客様から評価されていますか。
以前から付き合いのあるお客様には、地盤改良関係のお仕事は安心して任せてもらっています。
現場がわかっていれば自分で現場に向かい、工事を済ませてしまいます。1から10まで委ねていただいている形ですね。
付き合いのあるお客様ですと急な連絡でも対応しています。時には自分の工事を止めてでも対応することもあり、そういった付き合いを大事にする点も含め、信頼されているように思います。
「恩を仇で返すことはしない」
ー 仕事に取り組むなかで、どのような点を大切にされていますか。
付き合いのあるお客様に対しては、依頼に極力対応するという風に決めています。「恩を仇で返すことはしない」というのを信念としています。
ー相手からの信頼は裏切らないように意識されているのですね。そういった思いに至るまでにはどのようないきさつがあったのでしょうか。
例えば、仕事が無かった時期に仕事をくれて助けていただいた会社があります。本当に以前から良くしていただいている会社で、その会社の依頼は極力受けるようにしています。その会社が繁忙期になると依頼がたくさん舞い込むのですが、できるだけ応えられるように他の仕事内容を調整したりしていますね。
また、その会社から依頼される工事に関しては技術面でも全て対応できます。徹底的にやるのがポリシーですね。
現場では連絡を密に、話をちゃんと聞く
ーご自身以外に、協力会社さんと一緒に工事にあたることもあるのでしょうか。
仕事が立て込む時期はもちろん他社に協力してもらうことがあります。たとえば11.12月の案件が立て込んでいた頃は4社に協力してもらっていました。
うち1社は10年以上付き合いのある会社です。それ以外にも、知り合いの紹介で初めて一緒に仕事をさせて頂く会社もありましたね。
ー協力会社さんと良いお付き合いをするにあたって心がけていることなどはありますか。
当たり前のことですが、現場では連絡を密にすること。話をちゃんと聞くということ。あとは金銭面ですね。見積もりの金額がしっかりともらえるかどうかという点が、信頼を築くのに最後に大事になる部分ですね。