職人さんが成長できる環境づくりを！お客様の要望に応え続けて

多くの試練を乗り越え、独立へ

ーどのようなきっかけでこの業界に携わることになりましたか？

私は勉強が苦手だったため、建設業界で体を使う仕事をしようと考えていました。

「水道屋さんは大変そう」「ガス屋さんは危なそう」というイメージがあり、その中で「電気工事って何をするのだろう」と疑問に思い興味を持ったことが、この業界に携わることになったきっかけです。そして、個人事業主の親方の下で仕事を始めました。

当時は何をするにしても怒られてばかりで、嫌になり何度も辞めようと思ったこともありましたが、見返したいという気持ちになり続けることができました。中途半端な状態で辞めてしまったら、「自分はできない」と認めることになると考えていたので、それは嫌でしたね。

3年ほど働く中で一人で現場に入る場面も増えていき、周囲の反応が少しずつ変わっていく実感がありました。

周りの言葉に負けずに努力した結果だと思っています。

実力がついてきたタイミングで子供が生まれ、家族のことを考えて就職をすることにしました。その後、会社員として働いて1年経ったタイミングで、前職の親方から請負で仕事を依頼したいという連絡があり、独立することになりました。

会社員として働いていた時は土日休みが多かったため、地元の先輩が経営するリフォーム会社の手伝いをしていました。この経験も、独立のきっかけになったと思います。

現在も親方と良好な関係を築いており、仕事を任せていただくこともあります。

周囲の方々に恵まれお世話になってきたので、今後も良い関係を維持していきたいと思っています。

会社は現在、6期目になります。

真摯に対応する姿勢を強みに

ー三勇電工様の強みを教えてください。 

お客様の期待に応え続けていることと、真摯に対応する姿勢が強みです。

年齢が若いこともあり、独立をしてから出会った方々から最初はあまり期待をしていただけませんでした。

そんな中、アパートの仕事を請け負い、電気図面も自分で書いて欲しいという依頼をいただきました。難しいと思う面も多くありましたが、自分でしっかりと調べて図面を書き、依頼されたことにきちんと対応しました。

そして真面目に取り組む姿勢が、良い評価をしていただくことに繋がりました。

現在では「坂口に任せてたら間違いない」と言っていただけるようにもなりましたよ。

初めてこの業界に携わった当初はダメな部分が多くありましたが、何事も真面目に取り組み、頑張ってきました。どのような案件でも、諦めなければできると感じています。

私は現在28歳ですが、様々な経験をしてきたことが自信に繋がっているので、過去の自分に感謝しています。

諦めずに真面目に取り組むことが大切

ーお仕事をするうえでどのようなことを大切にしていますか？

今まで一緒に働いた皆さんには「私でもできるから、めげないで頑張ってね」ということを伝え続けています。

私はこれまで、一人で様々なことに対応してきました。

親方の下で働いていた時が特に大変だったのですが、この時の努力が今の力になっています。

当時は仕事が遅すぎて、ずっと残業をしていました。今では考えられないことですが、ノルマをこなすには時間をかけるしかないので、日が変わるまで仕事をしていましたね。

しかし、当時の努力があったからこそ、現在の自分に繋がっていると感じています。

このような経験から、諦めずに真面目に取り組むことが大切だと考えていますよ。

質問しやすい環境づくりを大切に

ー従業員の方々の技術向上はどのようにされていますか？

メンバーの技術を伸ばすために、質問しやすい環境づくりを意識しています。

私が親方から教えていただいていた当時は、「見て覚えろ」という世界でした。

しかし現在は、見て覚えるよりも「従業員がいかに質問して疑問を解消できるか」が大切だと思っています。

分からないことを上司に聞けない環境は良くないですし、分からないまま仕事をすることはお互いにとっても良くないと思います。そのため、質問を気軽にできて分からないことを解消できる環境作りを大切にしています。

過去に働いていた従業員でしつこいほど質問をしてきた方は、特に伸びていましたよ。

現在は若い職人さんを育てながら、信頼できるメンバーと仕事をしています。

独立してから知り合った方や協力業者さんとも、一緒に仕事をさせていただいています。

信頼を積み上げ、法人化へ向けて

ー将来の展望について教えてください。

まもなく建築業許可証が取得できるので、信頼を積み上げて法人化したいと考えています。

また、メーカーさんからも直接仕事を請けられる体制をつくっていきたいですね。

その他にも、様々な協力業者さんがいることを活かし、公共工事も行なっていきたいと考えています。応援で公共工事の仕事をした際に、知らないことが多くありました。私自身仕事に対する探究心が強いこともあり、金額や条件よりも興味のある仕事をしていきたいと思っています。

ーお休みの日はどんなことをされていますか？

子供が3人おり、休日は家族で公園へ行くことが多いです。

釣りも好きなので、子供が大きくなって一緒にできたらいいなと考えています。