父の代から受け継ぐ信頼感と、今の時代に合わせた提案力が強み

西川工務店 西川修 代表に独立までの経緯や、お仕事への想いについてお伺いしました。
2022/12/08

父親が開業した工務店を受け継ぐ

ーこの業界に携わるきっかけと業界年数を教えてください。

父親が開業した工務店ということもあり、大工という仕事が身近にありましたが、元々はコンピュータの専門学校に行っていたので、最初から父の跡を継ごうとは考えていませんでした。

ただ、後継者がいなかったこともあり、せっかく開業した工務店なんだから続けいないと勿体無いと思い、本腰を入れて資格や知識を得るために建築の専門学校に通うようになり、学校で学びながらも、父のもとで経験を積み始めたのがこの業界に携わるきっかけです。

仕事をしていく中でやりがいも増え、現在で業界年数は35年になります。


ー仕事をする上でのやりがいはどのような部分でしたか?

かつては木材を切るにも手作業で進めなければいけませんでしたし、ノミを使って穴を開けて接木を作って組み合わせたりと家を立てるためには大工が必要不可欠だったので、最終的に家が建った時の達成感やその過程の部分に大きなやりがいを感じていました。




「他のところに頼みたくない」と言われほどの信頼感

ー御社の強みを教えてください。

先代からの長い付き合いで、親子三代に渡って家を作らせてもらうこともありましたし、そういった固定のお客様からは「他のところに頼みたくない」と言われるほど、いい付き合いをさせていただいていますので、地域に密着した大工であるというところは大きな強みであると感じています。

もちろん昔と今とでは違いますので、時代に合わせた提案をすることが多いですが、「いい家」を作るとなったときにこれまでの経験を基にひとりひとり合わせて提案をできる点はお客様視点から見たときにも安心できる部分だと思いますね。


ー仕事をする上で大切にしていることを教えてください。

先代の時代からもそうでしたが「最後まで責任を持つこと」が一番大事にしている部分です。

提案する際も長年やってきた大工の経験を活かし、外見のデザインだけでなく、長い目で見たときにしっかりと長持ちするように中身の話も責任を持ってするように心がけていますし、お客様がきちんと納得するまで寄り添って話すことは変わらず意識していますね。

実直に仕事をすることで、お客様からお客様へと信頼が行き渡り、次につながると思っているのでお客様に対して真摯に向き合うようにしています。



ープライベートの過ごし方を教えてください。

休みの日は日帰りで温泉に行って、その土地のものを食べてゆっくりすることが多いですね。

カフェ巡りも好きなのですが、そのほとんどは情報収集のために古民家を再生したカフェなどにいくことが多く、お客様に情報を提供できるように、趣味の中にも学びを入れて休日を過ごしていますね。