「仕上げにこだわる」手直しのない丁寧な施工| HERO 海東 浩行 代表
独立して30年。今では親子で現場に
ーどのようなきっかけで、この業界に携わりましたか?
工場でアルバイトしていた頃に、クロス屋の社長にたまたまに出会って、声をかけていただいたことがきっかけです。
そのクロス屋で社員として約5年働いた後に、独立しました。5年間働いたことで、技術を磨くことができました。
ーなぜそのタイミングで独立されたのですか?
結婚を機に、独立することにしました。
周囲の方からの「独立して自分で働いたほうが収入が上がるよ」という声が、背中を押してくれましたね。
独立してからもう30年が経ち、今では息子もいっしょに職人をやっていますよ。
「丁寧な仕上げ」が強み
ーHERO様の強みを教えてください。
「丁寧な仕上げ」が強みです。
万が一仕上がりが悪くて手直しが発生すると、お客様にとっても良くないですし、自分も損してしまいます。
そのため、仕上げは特に丁寧に行い、お客様に満足していただけるような仕事を心がけています。
また、私は常に腕を磨きたいと考えており、日々勉強や練習を重ねています。お客様からの評価で満足することなく、常に上達できるよう努力しています。
ー独立してから大変だったことはありますか?
家族を養っていくために、仕事を絶やすことができないというプレッシャーがありましたね。
従業員は万が一仕事がなくなったら転職して頂くことになりますが、家族はそういったことはできません。仕事がない時には飛び込み営業で50件程回ったりなどして、かなり大変でしたが家族のために乗り越えてきました。
教えは「仕上がりは200%を目指そう」
ー家族で仕事をしているからこその強みはありますか?
妻と息子と3人で現場に入ったりもしているため、円滑なやり取りができていますね。
スムーズに現場を進めるためには、コミュニケーションが大切ですが、この点において家族だと強いですね。
また、息子の技術も毎日上達していっていますよ。
ー仕事で大切にしてることを教えてください。
「仕上げにこだわる」ということです。
同じ業界の職人さんで、「マナーと工期さえ守れば、仕上がりは多少粗くても大丈夫」と考えている方もいます。
確かにコミュニケーションやマナーは大事ですが、私はとにかく仕上がりにこだわっています。「仕上がりは200%を目指そう」と息子には常に伝えていますよ。
仕上がりへのこだわりは絶対に譲れない、という想いで手を動かしています。
手直しのない完璧な仕上がりで、感謝の電話も!
ーどのような瞬間に、やりがいを感じますか?
ジョイント・コーキング、下地処理などの様々な部分で、手直しが発生する可能性がありますが、そこで手直しを1箇所もなく仕上げられた時、とてもやりがいを感じます。
手直しのない完璧な仕上がりだったため、感謝のお言葉を電話で頂いたこともあります。
ー将来の展望を教えてください。
「まだまだこの事業を大きくしていきたい」と思っています。
息子も一人前に育て上げて、自分が引退した後は廃業せずに、引き継いでいってほしいですね。