「丁寧な仕事の積み重ね」で築き上げたお客様との厚い信頼関係| 有限会社 大関工芸 大関 薫代表
業界歴は45年の実績
ーこれまでのご経歴と起業に至るまでの経緯を教えてください。
元々会社を立ち上げる前は、同業種のサラリーマンとして企業に勤めていました。
当時は設計で図面を引くことがメインの仕事で、主に内勤業務をしておりましたので、工事の現場に携わることは無かったのですが、以前の仕事仲間から声をかけてもらい、工事を手伝うようになりました。
その中で、現場で経験を積むことで楽しさを感じるようになり、自然とこの業界に就くことになりましたので、サラリーマン時代から数えると業界歴は45年になりますね。
畑違いの技術も現場で吸収
ー内勤業務から現場と業務が異なると思いますが、どのように吸収されていったのでしょうか?
現場に職人という形で入るわけですので、最初は畑違いなところが多く大変でした。
搬入と裾付けをメインに行っていましたが、そこでは多くの職人さんの技術を見させていただいて、新しいことをどんどん吸収していったと思いますね。
実際には自分一人で仕事をしている状況でしたので、外注で電気工事を依頼したり、協力会社さんと一緒に仕事をしたりすることが増えていきました。工事全体を管理していく中で、職人さんの技術を学ぶことができたと感じております。
丁寧に作業で得る信頼感
ーお仕事をする上で大切にされていることは何ですか?
まずは、お客様がいることで我々の仕事が成り立っているということを認識し、仕事に取り組むようにしています。
ありがたいことに、一度仕事をさせていただいたお客様からは継続的にご依頼をいただいています。そのため、お仕事をさせていただく身として信頼を失ってしまうことのないよう、丁寧に作業する事を常に心がけています。
現在お仕事をいただけているのも積み重ねてきた関係性があってのことですので、その信頼関係を壊してしまわないように、丁寧に仕事をするように心がけています。
ご提案やノウハウの提供も強みに
ー今後の御社の展望を教えてください。
元々一人で始めた会社で、これまで多くの職人さんに協力してもらいながら、技術や経験を蓄積してきました。その中で、お客様の不安や懸念点を聞くことも多くありました。
そういった悩み事に、柔軟に対応できることがお客様にとっての良いサービスだとも感じているため、自分の知識や経験をお客様対応のために使いたいと思っています。
ハードの部分だけはなく、そういったソフトの部分、ご提案やノウハウの提供でも貢献していきたいですね。