もっと多くの方々に排煙設備の重要性を知っていただきたい|株式會社豊和 滝島取締役常務
全国に拠点をもつ排煙のプロ
−−御社の事業内容を教えてください
建物内で、火災などの非常時に押すボタンの付いたBOXを見たことはありますか?その「排煙装置」が私どもの主力製品となります。
ボタンを押すことで高窓が開く仕組みとなっています。「排煙装置」とは、窓を開ける事により火災時、煙が外へ排出され迅速に人々が避難できるようにするものです。
弊社は、製造メーカーではございますが、設計から取付けまでおこなっています。
−−対応可能エリアを教えてください
当社は北海道から沖縄まで全国に拠点があります。当初は47都道府県で募集しておりましたが、多くの応募をいただきました。
現在は、北海道・東北・広島・沖縄と応募の少なかった地域を中心に募集しております。
−−海外にも拠点があるのですか?
台湾にあります。「排煙」という考え方は日本と台湾にしかありません。
そのため、当社は台湾に拠点を設けております。
−−協力会社の募集背景を教えてください
現在、協力会社の高年齢化が当社でも進んでおります。中長期的に見ても協力会社の増員は不可欠です。事業を拡大するうえでも人数を増やしていきたいということで募集をしています。
−−共に働いていくうえで重要視されているところはどこですか?
基本的に人を雇うときと一緒だと思いますが、やはりその会社の規模というよりはそこで働いている個人の方がどういった人物かというところがメインだと思います。
それから、長期的にお付き合いできるかというところも大切です。どうしても「月に2、3日入りますよ」という方だと難しいと思います。排煙装置の取り付けは1回きりで業務が終わるものではありません。月の半分以上は私どもとの時間を共有していただけるかどうかということなります。
排煙装置に携わった経験は必ずしも必要ではありません。むしろ、長く付き合っていけるか、やる気があるかというところを重要視しています。私たちの会社の仕事というのはすごくニッチな産業ですので経験がある人は通常あまりいません。
他業種からのチャレンジでも全然問題はありません。経験がなくても研修があるのでご安心いただけると思います。
経験という点で付け加えると、排煙装置を取り付ける際はゼネコンの現場に入らなければならないので、そういうところとお付き合いをした経験がある方ですとお仕事がしやすいと思います。
例えば、現場ってどういうところなのかをイチから指導することはすごく難しく、時間がかかります。違う業種でも問題はないと言いましたが、ゼネコンとの仕事経験がある方ですと、特に現場に入りやすいと思います。
景気に左右されず伸び続ける会社の強み
−−お仕事における強みはなんですか?
業界としては景気に左右されにくいところが強みだと思います。現在のように景気がよくない状況下でも私どもは売上を伸ばしています。排煙装置の業界はニッチで市場規模もあまり大きくありませんが、法律で排煙窓を付けなくてはならないと定められているので、安定しており、景気に左右されづらい。それが強みの業界じゃないかなと思います。
同業他社との差別化として、決められたものだけでなく、お客様の要望に応じた商品をスピーディーに納めせていただくことが可能です。働く側からすると、何でもできるというか、あまり型にはまらず柔軟に幅広い仕事ができるところも特徴です。
−−社員はどのような雰囲気の方が多いですか?
年齢の若い社員が多いです。 昔は、経験のある中途採用の社員ばかりだったのですが、10年くらい前から新卒の定期採用を本格的に始めました。その事もあり、20~30代が多く、明るい会社だと思います。
−−今後の展望について教えてください。
時間はかかりましたが、この業界ではトップシェアをとることができました。これからは、どちらかと言うと新しい建物に行くというよりはリフォームに力を入れていきたいです。
少子高齢化が進むので新しい建物は建ちにくいと考えられるからです。新型コロナウイルスの流行もあり、東京の方でオフィスビルから出ていくという企業の話も聞くので、やはりオフィスビスは建たなくなってきていると思います。
そうするとオフィスビルに設置する私どもの製品も必然的に需要が減っていくと考えられます。実際に、ここ2、3年はずっとリニューアルの方に力を入れており、その結果、売上もどんどん上がっています。
さいごに
会社の魅力だけではなく、排煙装置業界全体の特徴や強みもお話いただいた滝島取締役常務。北海道、東北、広島、沖縄の協力会社を募集されているそうです。
株式會社豊和にご興味がございましたら、下記ページからご連絡をよろしくお願いいたします。