不動産管理会社のニーズに応えられるのは、職人へのリスペクトがあるから|株式会社匠塾 吉沢様

原状回復工事を行う株式会社匠塾の吉沢様に、会社の魅力や仕事をするうえでのこだわりを伺いました。
2021/06/23

板橋エリアを起点とし不動産管理会社さんとの仕事を

−−事業内容を教えていただけますか?

原状回復工事を、お見積りからリフォーム完了まで一括して承っています。


弊社には協力会社さんとしての職人が数名いて、ご発注いただいた仕事を依頼しています。大工や水道屋・電気屋・クロス屋・クリーニング屋など、人によって得意分野はいろいろですが、マルチに仕事をできるのが強みです。元請さんのご都合や現場の状況を汲み取って、柔軟に対応することができます。


今は仕事自体を増やすために、元請さんを探しています。ぼくたちにとっての元請さんは、不動産管理会社さんなどの、リフォームを見積りからご依頼していただける企業様です。


−−工事可能なエリアはどこですか?

うちの拠点がある、板橋区を中心としています。足を伸ばして熊谷から八王子くらいまでですね。職人も板橋に住んでいる人が多いですが最近では横浜くらいまでエリアを拡大しています。


余談ですが、現場倉庫は和光市にあるんです。工事に必要な材料を揃えるときや廃材回収をおこなうときなどは、和光と現場を行き来しています。

マルチ職人を目指す「匠」が集まる会社


−−会社を設立したきっかけを教えてください

夢は営業社員や職人ひとりひとりが充実した仕事、それに見合った収入や生活を維持できる職場として 提供すること。ピラミッドの上をより高げるのではなく全員同じ立ち位置で横に広がっていけるような会社。ないなら作ればいいと。


−−「匠塾」の社名の由来が気になります。

うちは職人のための会社なんです。"塾"にいるかのように学び続けながら、多能工なマルチ職人を目指す"匠"が集まっているそんな会社にしたいと思っています。


仕事をしていると、いわゆる“雑工事”が出てきます。状況に合わせてちょっとした修繕ができるようになってほしいし、興味のある人はクロスや床の張り替えも一緒に学んでほしいんです。


元請の不動産会社さんからみても、弊社が一括で対応できるのでコストが下がってオーナー様にもすすめやすいと思います。


−−状況によって、プラスして対応する作業は多いものですか?

多いですね。仮に、「日を改めて違う職人いれますよ」となると、時間もお金も余計にかかります。うちでできれば、職人と少し相談するだけで、追加の取引が成立するんです。


ひとりの人間が、解体工事も、仕上げも、クリーニングもできたら、その人の収入は確実に上がりますから。そしてマルチな職人が集まると、職人の人数は少なくても、「精鋭部隊」になれます。職人にとっても、会社にとってもプラスなんです。


常に発展途上。学ぶことは無限大にあります。


−−「匠塾」に携わるすべての人にwin-winな関係ですね。

もちろん、元請である不動産管理会社さんにとっても、オーナー様にとってもだと思います。


うちは、アフターサポートの年数に期限を設けていないんです。通常だと“1年間”など決まっていると思うのですが。


極端な話、空室期間が1年以上のお部屋があったとします。ご契約が決まっても1年以上も空室だったら、どこかしらの設備で不具合が発生するわけです。


大抵は「サポートの期限が過ぎているから、別料金でお願いします」となるんですけど、うちは「とりあえず修理しますね。他も気づいたことはやっておきますよ。」と初期クレーム防止には力を入れています。


なのでうちの職人たちは、常にいろいろな材料を持って歩いています。アフターサポートに年数制限がないと、マルチ職人に活躍の場を広げられる利点もあるんです。まさにwin-winの関係です。

大切なのは、常に職人さん目線でいること


−−今、挑戦していることはありますか?

時間の許す限り現場でいろんな作業の手伝いを行っています。なんで挑戦しているかというと、会社側が職人の苦労を理解できるからなんです。


自分が携わった経験から現場の状況を把握でき、お客さんには、いかに重労働かを身をもって伝えられるし、職人には公平にジャッジすることもできます。甘えなのか、または受け入れるべきかをですね。



−−あえて職人さんの立場になっているんですね。

例えば“解体屋は重労働”だと、みんながわかっています。きつい作業をあえてやると、言動の説得力が増しますよね。


どんな企業でも、ピラミッド型の立場があります。元請がいて、下請、孫請けと。職人さんが頑張って働いているからこそ、会社の業績が上がるわけなので。


だから大切なのは「常に職人目線でいること」。生産の原点である職人、中間管理職、さらには経営者も経験した今だから、大切にしていることです。


−−職人さんからの信頼も厚いのだろうなと思います。

そうだと嬉しいです。


うちの職人にきつい仕事を依頼したときは手元として手伝いに行きます。特に工期厳守の現場では翌日に入居なんてこともありますから。


ぼくは、職人さんを心底リスペクトしています。また職人の職種による上下の階級はないと思っています。


−−誇りをもって仕事をされているのですね。

以前、「匠塾は職人側に立って、お客さんと向き合って話してくれるから安心して仕事ができる」と言ってくれた職人がいたんです。これは嬉しかったですね。


当時、リフォーム後にうちの職人とお客さんが揉めてしまったことがあります。多くの場合、会社がお客さん側に立って職人を責めて、やり直しをさせることが多いようです。


でもお客様の意思だけでなく、双方の目線で職人側にも立って解決策を探します。平行線ならば会社が負担します。それが一番大事だろうと思っています。

「結果が全て」が大前提の世でも、あえて過程を見せることで信頼関係が生まれることもあると思います。



さいごに

職人さんへのリスペクトを持ち、元請さんのニーズに応える株式会社匠塾の吉沢様。株式会社匠塾にご興味がある不動産管理会社様は、下記ページからご連絡をよろしくお願いいたします。


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