仕事は楽しいのが大切。楽しくないと、お客様への気持ちも揺らぐ|コトブキサービス三浦琢司代表
張り替えと上張りをメインに、今後はそれ以外も
−−事業内容を教えていただけますか?
メインはフローリングの張り替えと上張りです。
初めは上張りがメインでしたが、最近は張り替えが多くなりました。仕事をしながら勉強していたら、どちらも対応できるようになりました。建物としては新築よりもリフォームを主に対応しています。
たまたまフローリングから仕事を始めたものの、現状にこだわるつもりはなく、仕事をするなかで、できることを増やしていきたいと思っています。
−−やってみたい仕事はありますか?
地域密着型の仕事がしたいです。例えば管理会社さんや不動産会社さんのなかで「このエリアを守ります!」とおっしゃっている方とつながって、一緒に仕事ができたらと思っています。
手広くやるより、“この人たちのために仕事をしている!”と思えた方が、モチベーションも上がるんです。
−−社名はどのように決めたのですか?
「コトブキ」という言葉に、ゆかりがあるんです。妻の実家の最寄り駅に「寿」という字が入っていたり、他のタイミングでも見かけることが多々ありました。
せっかく名前をつけるなら縁起のいい言葉をつけたいのもあって、「コトブキサービス」にしました。
会社員では経験できない、“手仕事”に魅了された
−−コトブキサービスを設立したきっかけを教えてください。
もともと防犯対策関係の会社で、サラリーマンをしていたんです。営業から事務への部署異動があり、ルーティーンワークにやりがいを見いだせなくなっていました。
同時期に、偶然にも妻の実家の改修を手伝うことになったんです。
自分が手掛けたものがカタチになっていくのを見て「楽しい!」と思えました。手仕事にモチベーションを感じたというか。
改修の手伝いをきっかけに退職を決意し、フランチャイズ店に登録しました。店舗で研修を受けながら、経験を積みましたね。
−−異業種のスキルをゼロから学ぶのは、大きな決断でしたね。
1年くらい仕事に悩んでいたので、「手仕事」をやりたいと思ったら突き進んでいました。自分が長い期間悩んでいたのを知っていたので、妻からの反対もなかったです。
今思えば、学び続ける環境も向いていたのかもしれません。床ひとつとっても、次々と新しい商品が出るので。新しいものを組み合わせて上張りをするのか、そもそも張り替えるのかは人それぞれでしょうし、自分なりに考えて対応していくのが面白いですよね。
−−楽しいと感じる反面、苦労されたことはありますか?
仕事が取れるかは一番の不安でしたね。でも、登録したフランチャイズは研修だけでなく、加盟店から仕事の紹介もしてくれるシステムだったので、頼った部分は大きかったです。
今は当時の店舗とは別のフランチャイズ店や、他の仲介会社からの紹介で仕事を受けています。
自分の力で仕事を取れるようになって、ようやく自信が付いてきました。
−−コトブキサービスとして、大切にしていることは何ですか?
前向きなエネルギーを持ち続けることです。
自分は内装の仕事が楽しくて、やりたくてやっているので、何となく仕事をしている日はありません。他の職人さんと比べたら技術はまだまだ足りないですが、常にモチベーション高く仕事ができるのは強みだと思います。
ビジネス重視の元請さんより、仕事に対する気持ちやエネルギーを重視する元請さんと繋がれたら、いい仕事ができそうです。
心から楽しいと思えて、仕事への考え方も変わった
−−会社員時代と比べて、心境の変化はありますか?
とにかく仕事が楽しいです!何をしても楽しい。
実は前職を辞めたあとも、同僚に「飲みに行こう」と何度も誘われていました。でも当時は仕事がうまくいっていなかったこともあり、気後れして一度も行けなかったんです。
今は仕事が安定して、何より目の前でカタチをつくり上げていく仕事にやりがいを感じています。
−−仕事に対して「楽しい」と言い切れるのが素敵ですね。
仕事自体を楽しめるのが、一番大事だと思うんですよね。お客様に満足してもらうことももちろん考えていますが、自分自身が楽しく仕事をしないとお客様への気持ちも揺らいでしまうと思うので。
今は働くこと自体が楽しく、「休みがない」などの不満もないので、仕事への考え方も変わったなと思います。
さいごに
「やりたい!楽しい!」と思える天職との出会いを生き生きと語る、コトブキサービスの三浦琢司代表。コトブキサービスにご興味がございましたら、下記ページからご連絡をよろしくお願いいたします。