これからも安心して取引できるように建設業のデジタル化を牽引し続けたい|昭和ルーフリモ株式会社 前川 祐介常務
安心してもらえる実績と魅力
−−御社の事業内容を教えてください
屋根と外壁の板金工事です。
下請け業だけしていた時代も数えると、これまで2万棟を超える数の屋根と外壁の工事を施工した実績があります。
−−前川様が入社したきっかけは何ですか?
父が代表を務めていて、流れで仕事に携わるようになりました。
それまでは私自身全く違う業界に勤めていて、製薬会社の営業をしていました。
就職してしばらくした時に、父から「事業が忙しい」と連絡があり、そこから父の会社に入る形となりました。今から15年くらい前になりますね。
−−御社の魅力を教えてください
職人さんがたくさん所属しているので、依頼があった際にすぐに仕事を請け負えるのと、お客様に合う職人さんを手配する事が可能です。
お客様に安心していただけるよう工事まで一貫して担当する体制としており、「営業担当」中心で動いているわけではないんです。現場調査からお引渡しまで「施工管理の一貫体制」で実績を積み重ねてきたので、そこが当社の魅力ですね。
昭和ルーフリモ株式会社の事業について
−−屋根の施工ではどのような物件を手掛けているのですか?
現在は、戸建住宅と大型建築物を手がけています。
戸建ですと、金属屋根の施工は2万棟を超えた実績があるんです。私たちが最も得意としている工事となります。
また、工場や倉庫などの大型建築物の実績も豊富にあります。折半屋根はもちろん、波型スレートの上に金属屋根を重ねるカバー工法などの工事もおこなっています。
−−外壁の施工はどのような物件を手掛けられていますか?
屋根と同様、戸建住宅と大型建築物を手がけています。
近年は、金属サイディングの外壁材の人気が高まっています。古い外壁材の上に金属サイディングを被せて貼る「外壁カバー工法」は最近注目されていますね。
屋根と外壁工事はセットでおこなうことが多く、理由は足場を共用できるからです。そのため当社では外壁塗装も自社で請け負って施工しています。
−−その他にも事業をおこなっているのですか?
はい。長年の経験により今では屋根・外壁以外の板金施工や、私たちの協力会社さんや元請会社さんに対応する、法人事業やWeb制作なども行っています。
Web制作事業では、企業様のWebサイト制作を行っています。
同業だからこそ見やすさや、わかりやすさを考慮しお客様から直接工事を受注するためのWebサイト作りのお手伝いをしています。
施工していると「これもできる?」なんて聞かれたりもします。私たちは「何でも屋」ではないので、一つのことを一貫しておこなっています。
そこが競合他社さんとの比較にしていただける要素になり、加えて、ITの技術やツールを用いた業務効率化にも取り組んでいます。
社員一丸となって迎えた20周年
−−設立20年を迎えられたそうですね
そうなんです。これまでも大きなトラブルが一度もなく、会社を継続することができたのは代表である父はもちろん、企業理念に賛同してくれる社員や、取引していただいている企業様があるからです。
企業理念である「人の営みで一番大事な過程を大事にする」。この部分に誇りを持っています。
−−アフターコロナの見通しを教えてください
新型コロナウイルスによるデジタル化が急速に進みました。私たちもデジタル化による効率性と合理性を追求した業務の取り組みをしています。
お客様にはオンラインでの打ち合わせを提案し、今後は電子契約書・電子発注書もなるべく早く対応できるように計画しております。
しかし、屋根や外壁工事は景気に大きく影響を受けないと感じております。むしろ自然災害だけでなく、新型コロナウイルスで建物をより強くする方が増えたように感じます。
−−今後の目標を教えてください
昔からのやり方を変えず保守的なイメージがつきやすい建設業ですが、私たちが早くデジタルを取り入れて、仕事や仕事における連絡などをよりスムーズにしたいと考えております。
新しい機械と向き合って、活用していくことで業務の改善やクレームを無くさせることを目標としております。
さいごに
デジタル化に対し抵抗意識はどうしてもでてきてしまうかもしれない。しかし、世の中に取り残されないように、思いっきり活用して欲しいとお話しされていた前川さん。
昨今の大規模な自然災害により、お仕事の依頼が多いそうです。ご興味ございましたら下記よりご連絡をお願い致します。