丁寧な仕事に、お客様とのコミュニケーションは欠かせない|ハタシマ装建株式会社 畑嶋忍代表
塗装・左官・防水の3本柱
−−事業内容を教えていただけますか?
塗装工事と左官工事、防水工事をおこなっています。
塗装ですと、戸建ての外壁の依頼をいただくことが多いですね。ただ、元請さんのご要望で内装をおこなうこともあるので、柔軟な対応はできると思います。
左官工事や防水工事も、一緒に受注する場合が多いです。
−−どの工事がメインなのでしょうか?
基本的には3つともメインです。ぼくが独立する前にいた会社が、塗装・左官・防水すべてメインにして対応していたので。
当時は新築のモルタブ壁を対応することも多かったのですが、仕事をしながらガン吹きや吹付け、左官といろいろやりました。徐々に覚えていったんです。
−−これまでの経験が活きるように独立されたのですね。
そうですね、塗装の仕事を16年ほど経験して。でも、途中で施工管理の仕事もやってみたんですよ。現場監督なんですけど、試したい気持ちもあって。ただ頭を使う仕事は慣れなかったですね。
現場は体力仕事ではあるけど、やっぱり塗装工事の仕事に携わりたい
なと思ったんです。
個人事業主として独立したのですが、2021年に入ってから法人化しました。公共事業もやっていけるような体制にしたんです。
お客様からの「ありがとう」は、丁寧な仕事の証
−−独立を決意されたしたきっかけは何ですか?
前働いていた会社に、もう迷惑はかけられないなと思ったのが大きいですね。
先ほど現場監督もやってみた話をしたじゃないですか。現場監督を辞めたとき、前いた会社に戻っていたんです。1回だけではなくて、3回くらいは出戻っていまして。
最終的には、「独立するのでそれまでいさせてください」と社長に話し、ちょうど2年後に有言実行しましたね。
−−しっかり経験を積んだうえでの独立だったのですね。
そうなのですが、本当に自分で仕事を見つけられるのか正直不安しかなかったです。
実は、現場監督をしていたときから個人的に仲良くしてもらっていた元上司が「仕事を回してみないか?」と声をかけてくださって、1年くらいしっかりとした形で仕事をさせてもらったおかげで軌道に乗りました。
現場監督の仕事は慣れなかったけど、偶然にも今の仕事につながる出会いはあった。いい経験だったのかなと、今なら言えます。
−−仕事に携わるうえで御社が大切にしていることは何ですか?
現在社員が1名、一人親方の職人さんが3名ほどいて、丁寧な仕事と、お客様とちゃんとコミュニケーションを取ることを心がけています。当たり前なんですが、当たり前なことを実践したうえで、柔軟に対応していこうと職人さんには伝えています。
「丁寧さ」と「コミュニケーション」は、つながっていると思うんです。まず、お客様とコミュニケーションを図りながら、しっかりと要望を聞いていく。次に、要望を叶える最善の仕上げ方を提案して、お客様にとっていいか悪いかを見てもらっています。自分たちの判断で、勝手にやっているわけではないんです。
そして作業をするときには、要望を叶えられるよう丁寧に仕上げていきます。見栄えの良さを考えているので、出来上がったときは達成感があります。
−−「丁寧さ」と「コミュニケーション」を大事にしてこそ、やりがいがあるのですね。
そうですね。あと、お客様に「ありがとう」と言われることが一番嬉しいです。感謝の言葉をいただくにはどうすればいいのか考えたとき、お客様に寄り添った提案をするのが大事だと思いました。
「きれいに仕上げよう」の初心を忘れるべからず
−−畑嶋さん自身が大事にしていることはありますか?
天狗にならずに仕事をすることです。
奥さんが、料理をするときに「料理は『おいしくなれ、おいしくなれ』と思いながら作るとおいしくなるんだよ」と言っていたんです。それ、仕事に活かしたいなと思いまして。
16年ほど建設業界にいますが、初心を忘れずに「きれいに仕上げよう、きれいに仕上げよう」という気持ちで仕事をしています。
−−初心を忘れないで仕事をすると、なにか変化はありますか?
お客様に信用していただくことが増えてきたのかな、と思いましたね。
頼ってくれるかたが増えたんです。わからないことがあったら聞いてくれたり、イレギュラーな問題がおきたら相談してくれたり。声をかけてもらうたびに、それぞれに合った解決策をご提案していたら、次の仕事に繋がったこともあります。
「きれいに仕上げよう」という当たり前の気持ちが、きっと大事なんですよね。
−−最後に、元請業者様に向けてメッセージをお願いします。
メインは塗装・左官・防水と3本ですが、実は前後のちょっとした工事も可能です。例えば、鉄骨の塗装をするときに穴が空いていたら溶接して直すとか。
名前がつかないようなメインの工事以外の細かい作業もできますので、ぜひ頼っていただけたら嬉しいです。
元請・下請という関係を超えて、お客様のために一緒に仕上げたいと思っています。これからも、いいものを作るためにがんばっていきますので末永くお付き合いできたらと思います。
さいごに
お客様とのコミュニケーションがあるからこそ、丁寧な仕事ができると語っていた、ハタシマ装建株式会社の畑嶋忍代表。ハタシマ装建株式会社にご興味がございましたら、下記ページからご連絡をよろしくお願いいたします。