業界歴30年。道具にもこだわり、信頼される仕事を積み重ねる|株式会社PDP断熱工業 安里 満 代表
コツコツと積み上げた30年間
―この業界に携わられたきっかけを教えてください。
13歳からずっと放浪しており、23歳のときに断熱工事業の会社に勤め始めました。
そこから数えると、この業界での経験は30 年近くになりますね。
たまたま出会いがあって、その会社で働くことになりましたが、初めは、なんとか食べるために、頑張っていたという感じです。
それを積み重ねている内に、31歳の時に 個人事業主として独立しました。
独立以降コツコツとやってきて、平成27年に法人化しました。
どんな現場でも収める信頼感が強みに
―ご自身での強みは、どんなことだと思いますか?
今まで、どんな現場でもおさめてきたことです。
もうダメかと思うときもありましたが、人を集めてなんとか解決してきました。
信頼は得るのに時間がかかりますが、失うのは簡単ですからね。
―そのあたりは、やっぱり仕事に対する責任感ですか?
そうですね、もちろんひとつひとつの仕事に、責任感を持ってやっています。
そのためにも、クレームのない仕事をすることを常に心がけています。納得のいく仕事をして、お客様や一緒に仕事を進める方に、迷惑をかけないように配慮しています。
気持ちよく仕事をしたいですね。
プロの道具にも愛着を持って
―仕事を進めるうえで他にも大切にしていることはありますか?
道具には愛着を持って接していますね。
こだわりがある人にはわかると思うのですが、同じ種類・メーカーの道具だとしても、どれが自分の道具がわかります。道具には、自分の癖がつくからです。
板金バサミは、必ず丁寧に手入れをして使っていますよ。
巣立った職人たちも応援
―ご一緒している職人さんとは、どんなお付き合いをしているのですか?
やっぱり、職人さんとの付き合いはとても大事ですね。
辞めていった職人さんたちもいるのですが、その巣立ちを応援するということも大切にしています。
「自分で稼ぎたいから」と出ていってしまう方もこの業界ではよくいますが、その想いを受け止めて、ちゃんと応援するようにしています。
―趣味はありますか?
昔は飲みに行くことが大好きで、稼いだ分だけ使ってしまっていました。
いまは心を磨くことや内面の豊かさを大切にしています。
最近だと、「仲間と一緒に釣りをして、温泉入って帰ること」が楽しみの1つですね。