仕事に誇りをもち丁寧に対応!確かな技術で型枠業界のトップを目指す
父の会社で働き始めたことをきっかけに、この業界へ
ーどのようなきっかけでこの業界に携わるようになったのですか?
私の父が建設業界で働いており、型枠工事の仕事をしていました。
高校生だった当時、就職や進学をするつもりもなかった私は卒業後に父の会社で働くことにしました。
幼い頃から父が自宅で図面を眺めている姿を見てきたので、この仕事は身近な存在でした。
父の会社に入社すると決断をした時、父は目に涙を浮かべながら喜んでくれましたよ。
そして高校を卒業してからは父の下で経験を積んでいたのですが、暑い中での仕事は過酷でした。
油の匂いで気分が悪くなったり、荷揚げの力仕事で腕がパンパンになったりもしましたね。
「なぜこのような仕事をするのだろう?」と思う瞬間もありました。
しかし、いざ現場が終わると「これが日本の土地に残っていくのだ」と実感でき、達成感を感じました。
父の会社に勤めて15年が経った頃に、自分の代として新たに起業する決断をしました。
そして令和元年、当時私が33歳の時に独立しました。
昔から一緒に仕事をしていた若い職人さんもついてきてくれて、今の谷口工務店になりましたよ。
若さを活かして
ー谷口工務店様の強みを教えてください。
従業員の平均年齢が若いことが、私たちの強みです。私たちの仕事にはパワーが必要なため、現場が一緒になった大工さんからは「谷口工務店の職人さんは若くていいね」と言っていただくことが多いですよ。
この仕事は、若い世代の方はあまりやりたがらない傾向にありますが、そんな中でも若手が在籍しているということが私たちの強みになっています。
1つ1つの仕事に誇りをもち、丁寧に対応すること
ーお仕事をするうえでどのようなことを大切にしていますか?
「仕事は今後もできるので、若いうちはとにかくしっかり稼いで遊んだほうがいい」と従業員の皆さんには話しています。とは言いつつも、1つ1つの仕事に対して真剣に取組む大切さもしっかりと伝えています。
特に、「自分の家だと思って丁寧に対応すること」と「ここに住む方がいるということを常に想像すること」の重要性をよく話し伝えています。お客様はとてもワクワクした想いでご依頼してくださっているので、私たちは誇りをもって丁寧に仕事をすることが大切だと考えていますよ。
同じ目線に立って良い関係を構築
ー従業員さんについて教えて下さい。
従業員の皆さんは、とても前向きで明るい方々です。
冗談も交えながら毎日楽しく、そして真剣に仕事をしていますよ。
家庭をもっている若手の職人さんもいれば、独身を楽しんでいる若手の職人さんもいますね。
多様な人材が在籍しており、それぞれの知識を教え合える良い関係性を構築することができています。
最も長いお付き合いの方は13年前から一緒に仕事をしており、時にはぶつかることもありましたが深い絆があります。プライベートでの困りごとなど、仕事以外の相談も受けるような良い関係です。
「社長や親方だから」といって上から目線になるのではなく、同じ目線に立つことを意識していますよ。
より上を目指していきたい
ー将来の展望を教えてください。
今後は、ゼネコンさんと一緒にお仕事をしていきたいです。
自分自身が建設業に携わる中で、「より上の商流を目指していきたい」という想いをもつようになりました。
個人的にはディズニーが好きなので、ディズニーパークの建設に携わってみたいと思っています。
そして、そのためには本気で上を目指す必要があります。型枠業界でもトップ企業となり、認知を広げていかなければなりません。現在は海外での仕事も視野に入れて活動しているため、海外の技術も積極的に取り入れていきたいと考えています。
ー休日はどのように過ごされていますか?
年末には、従業員の皆さんとプチ忘年会を開催しています。
また、サウナが好きなので奥さんと一緒に行くことで息抜きをしていますよ。
仕事自体は好きなのですが、疲れやストレスはどうしても少しずつ溜まっていきます。
そのため息抜きを大切にしており、休日は楽しく幸せに過ごしていますね。