職人さんの価値を上げる!信頼関係を構築し仕事を全面サポート
「職人さんの価値を上げたい」という想いから会社設立へ
ーどのようなきっかけで、この業界に携わることになったのですか?
現在のリフォーム業界は多重構造になっており、職人さん単価が下がってしまいます。「職人さんの価値を上げたい」という想いから、平成6年7月に前進の会社である日本ママさん本舗グループ株式会社を設立しました。
この仕事には、不動産会社や管理会社など様々な方が関わりますが、最前線で働く職人さんがいないと成り立ちません。もっと職人さんの単価を仕事に見合った額に上げたいと考えています。そこで、職人さんが直接受注できるような職人集団を作ろうと計画しました。
その際に「職人さんの気持ちも理解する必要がある」と思い、多能工の職人として約5年間経験を積みました。以前は鉛筆しか持ったことがなかったので、職人としての修行の経験はとても役に立ったと感じています。
そして営業が苦手な職人さんが多いため、フルリノベーションの単価を決めて、職人さんが対応しやすい商品を開発しました。私たちは全国組織で動いているため、安い価格で材料を仕入れることができるというメリットがあります。また、営業資料は本部で準備しており、職人さんの営業の負担も減らすことができます。
「職人さんの価値を上げたい」という想いから作った仕組みなので、職人さんやリフォーム会社、工務店さんにとって営業しやすい環境が整っています。
職人さんやリフォーム会社、工務店さんが集中して仕事に取り組めるよう徹底サポート
ーお仕事をするうえでどのようなことを大切にしていますか ?
職人さんの「プライド・職人魂・技術」を伝承することを大切にしています。
次の世代に向けて若手の職人さんを育ていく必要があると考えています。
そのため、職人さんが仕事に集中できるよう、本部が手厚くサポートしています。
1つのリフォームの現場でも、およそ20の職種が関わります。
技術や知恵を伝承するためには、職人さんの地位向上が大切です。
下請制度からの脱却を進め、職人さんを助けたいという想いで日々取り組んでいますよ。
「仲間」としてお互いに信頼関係をもって接する
ー従業員の方々や協力業者さんとの関わりで、大切にしていることを教えてください。
なんでも言いやすい関係性を作ることを大切にしています。
そのため私たちは上下関係があまりなく、「仲間」としてお互いに接しています。
「親方と弟子」という関係性ですと、なかなか人は育ちません。
フレンドリーな中にも、尊敬や厳しさがあります。
また、「仲が悪ければ教えたくない」と思うのは当然のことですので、協力会社さんとのお付き合いでも関係性の構築を大切にしています。それぞれの職人さんの成功のための架け橋になるのが、私たちの会社の指名だと考えています。
リフォーム業界へ異業種が参入してくるような世界の実現へ
ー将来の展望を教えてください。
これからは、リフォーム業界へ異業種が参入してくるような世界を実現していきたいです。
異業種も参入することで、この業界はどんどん盛り上がっていくと考えています。
また、それを支える全国の職人集団も同時に作っていきたいですね。
「売る人」と「作る人」の架け橋になるのが本部です。
そのため、私たちは職人さんの技を継承していき、一人でも多くの職人を増やしていくことを目指しています。