塗装以外の仕事の経験も活かし、お客様の声に応え幅広くご対応

彩姿建装の宮路代表に、会社設立までの経緯や強みについてお伺いしました。

2023/06/06

業界歴は12年

ーどのようなきっかけでこの業界に携わりましたか？

18歳の頃に知人からの誘いがあり、塗装工事の会社に就職しました。

もともとバイクや自動車が好きだったため、板金塗装の印象が強かったです。

そして仕事を続けるなかで面白さを感じるようになり、12年間この業界で働いています。

大半の塗装工事ではローラーを使用しますが、私は吹付塗装も対応することができます。最初に入社した会社では基本的に吹付塗装で対応しており、後々手で塗ることを覚えました。材料によって対応方法も異なるため、新しい知識を身につけることが楽しかったですね。

前職で10年間住宅の塗装工事を行ない、その後、独立しました。約3年前にコロナが流行し、そのタイミングで難病指定の潰瘍性大腸炎を発症してしまいました。その時に仕事への価値観を見つめ直し、「お金」だけではなく「時間」も大切にして働こうと思い独立を決めました。

独立すると自由が増えるため、お客様や仲間たちとの時間を大切にしようという想いがありましたね。

ー彩姿建装様の強みを教えてください。

私たちの強みは、塗装の技術力と対応の幅広さです。

独立した当初は、住宅の塗装工事と他の業者さんの手伝いをしていました。

そして他の業者さんの手伝いで得た知識を、本業の塗装でも活かしていきました。

例えば、塗装工事をする中で、お客様から「屋根や雨樋を直して欲しい」と言われた時にはすぐに対応することができます。このように、柔軟に対応することでお客様から喜ばれ、どんどんご依頼が増えていきました。

ちょっとしたお困りごとは自分で対応していきたいと考えています。

ーお仕事を進めるうえでどのようなことを大切にしていますか？

自分が知らない分野のこともしっかり理解し、ご提案に繋げることを大切にしています。

自分の専門外の分野でお客様から質問をいただいた際には、専門業者さんに聞いたうえでお客様に「こういう状況だからこうした方が良い」などと噛み砕いてお伝えするようにしています。

自分が理解できていないことはお客様にも説明できないので、しっかりと自分が理解し、説明やご提案をすることが重要だと考えています。「私の専門ではないのでわかりません」ということは簡単ですが、調べてお答えすることで自分の知識も増えますし、お客様からの信頼も得ることができます。

ーどのような協力業者さんと一緒に働いていますか？

長いお付き合いの方が多いですね。

普段から仲良くさせていただいている協力会社さんにとは、頻繁にやりとりをしています。

独立してからは動ける幅が広がったため、地元の同級生から繋がりを作っていきました。

このように信頼できる方々と仕事をしており、とても楽しいです。

ー今後の展望を教えてください。

これからは、事業の規模をさらに拡大し、法人化したいと考えています。

また、NPO法人を設立し、エンドユーザーと職人が直接繋がれるような環境を作っていきたいです。

受動的な職人さんが多いため、なんとか状況を変えられるような仕組みを整えたいと思っています。

他にも、未経験の職人さんの育成にも取り組んでいきたいです。

ただ働くだけでは面白くないので、このような想いをどんどん実現していきたいですね。