会社員から職人へ、そして独立の道へ|甲斐電工 齊藤愛一郎 代表
将来を考えた時に手に、職をつけたいと考えていた
ー元々はどういうお仕事をされていたのですか?
かれこれ10年以上前に、鉄道関係の元請け会社に勤めており、そこでは変電設備の工事業をしていました。
ーその後、地元の電気屋さんに就職したのは何かきっかけがあったのでしょうか?
地元の電気屋さんでは、一般工事からハコモノ(公共事業)の工事をしていました。
もともと鉄道関係の会社にいたときから、将来を考えた時に手に職をつけたいと考えていたことがきっかけで、職人への道を歩み出しました。
7年間、地元の電気屋で経験を積む
ー変電設備の工事業から電気屋さんに転職することで、大変なことはありましたか?
あまり大変という気持ちはありませんでした。
ただ、前職と仕事内容は全く違うので、強いて言うなら、使ったことのない材料を使うところですかね。
いつか独立したいと思っていたので、7年間地元の電気屋で経験を積みました。
ー経験を積まれて独立、苦労はありましたか?
独立自体のハードルは、特に高くは感じませんでした。
しかし、独立してからすぐに仕事を見つけるのは難しく、2〜3年間くらいは知り合いの電気屋さんを手伝いに行く生活をしていました。
その後は、実績や信頼を積み重ねていき、自分で案件が取れるようになってきたタイミングで、少しずつシフトチェンジをしていった形になります。
当時の出来事については、お仕事をいただくことが大変でしたが、すごく苦労したとは思っていません。
今は、会社員より圧倒的に働いている時間が多く、会社員の時にはやらなかった事務仕事なども増えているので、その点が一番大変に思っています。
責任は伴いますが自由度はかなり高く、ある程度仕事も選べることが独立の良さだと感じています。
プラスアルファのこだわりをもって施工
ーお客様から仕事を請けるにあたって意識していることはありますか?
お客様の立場に立って、考えるようにしていますね。
具体的には、大手企業には知名度で勝てない分、プラスアルファのこだわりをもって施工することです。もちろん、他の電気屋に劣らないクオリティには自信があります。
エアコンなどの季節物になると、スピードが大切になってくるので、なるべく早く対応することも心がけています。
また、見映えが綺麗に収まるように施工することも1つのこだわりです。
これは職人のエゴかもしれませんが、もちろんお客様にご納得をいただいた上で費用をいただいているので、クレームややり直しの経験もありません。
お互いの信頼で成り立つ長い付き合い
ーどのような協力会社とお付き合いされているのでしょうか?
独立当初からの知り合いが多く、長いお付き合いをさせていただいております。
また、独立する前からの知り合いもいて、腕のある信頼できる方にご協力をいただいています。
ー長くお付き合いをされていることに、なにか秘訣はありますか?
今お付き合いのある会社さんとは、自然と長いお付き合いをするようになった感じですかね。
やはり、長く付き合えているのはお互いの信頼があってこそだと思います。
長くお付き合いをすることで、お互いの腕もわかりますしね。
その部分に関しては、自分も信頼されているのかなと思います。
ーお忙しいと思いますが。お休みの日はどのように過ごしているのでしょうか?
家族と過ごす時間を大切にしています。
子供がいるので、子供と公園やイベントに行ってみたり、たまに旅行に行ってみたりとごく普通ですね。
大したことはしていないですよ。
山梨は自然豊かなところですが、アクティブなことはあまりしないですね。
虫が苦手なので、なるべく虫のいないところに行きますね。